2021.05.26 [ アーカイブ ]
クマにとって魅力のない地域づくりのすゝめ
こんにちは。林務課の 或るクマ です。
ちょっと先の話ですが、山の食べ物が少なくなる7月から9月はクマが最も集落に近づきやすい時期だそうです。
春は山で新芽や山菜を食べていたクマ。
7月は里山に多くみられるサクラやクワの実などを食べに来るため、クマと人との距離が縮まります。
私たちにとって不要な物も、クマにとっては、魅力的な食べ物になります。
特に人間の食べ物は高カロリーなものが多くあり、栄養価の高いごちそうです。
“野外に置いてあること”が、「クマを餌付けている」ことと同じことになり、
「ここにくれば食べ物がある」ことを学んだクマが何度もやってくることに。
クマを捕獲しても、クマにとっての食べ物があれば、別のクマが引き寄せられて来るため、
出没がいつまでも続きます。
まだまだ先のこととは思わず、今から少しづつ準備をして、
「不要なものは片付ける」
「必要なものは頑丈な建物での保管、柵の設置により守る」
ことにより、クマにとって魅力のない地域づくりをしてみませんか。
<クマが引き寄せられやすいものの一例>
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