長野県は、10月24日に「NAGANOものづくりエクセレンス2025」の認定式を開催し、武田設備株式会社（中野市）の「雪けしくんシリーズ」を認定しました。

【受賞の様子】

この認定は、高度な技術や革新的・独創的な製品を「NAGANOものづくりエクセレンス」として県が毎年行っています。

「雪けしくんシリーズ」は、融雪促進剤入りの特殊コンクリートを用いた路面融雪システムと、雪による屋根破損を防ぐ屋根融雪システムがあります。
その中でも、路面融雪システムは、ランニングコストと環境負荷を低減できる点が大きな特長です。その例として、同じ熱量でより広い範囲の融雪ができることが挙げられています。また、多様な熱源の活用が可能です。

この融雪技術は、通常コンクリートの1.5倍以上の高い熱伝導率を有する特殊コンクリートを活用する点が今回の認定に繋がりました。この特殊コンクリートは、当社による研究、開発が発端となり、信州大学工学部との共同研究を通じて特許も取得しています。

【導入事例】

その上で、融雪分野においては、信州大学とNEXCO東日本が「車道への適用」を目指す共同研究を進めており、当社は技術協力者として参画しています。

高い熱伝導率を有するコンクリートは、融雪以外にも幅広い分野での活用が期待されており、今後さらなる発展を目指しています。

【武田設備株式会社】
「雪けしくん」ホームページ　https://yukikeshikun.com/
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