北信州からごきげんよう 北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

北信州からごきげんよう

北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

北信は日本一のキノコ産地!

 こんにちは、農業農村支援センターのKTです。
 5月15日に中野市で全国組織の「一般社団法人日本きのこマイスター協会」の通常総会が開催されました。
 なぜ中野市で開催?・・・と思う方もいらっしゃると思いますので、その疑問を紐解いていきたいと思います。

 昔むかしの話しです。(昭和40年代後半ころです。)
 中野市、飯山市など北信地域は全国でも有数な豪雪地帯で、農家の皆さんは、冬場の仕事がなくなることから出稼ぎに出かけていました。
 地域では、何とか出稼ぎをせずに冬場でも収入を得る方策はないかと考えていました。
 そこで、地域の皆さんが目に付けたのが、雪にも影響されず建物内で生産ができる「きのこ」です。
 農協や市町村など地域の皆さんが一生懸命に「きのこ」生産の導入を進めた結果、北信地域は日本一の「きのこ」産地になりました。
 日本一の産地だからこそ、もっと「きのこ」の機能性や食べ方を全国の消費者に知ってもらいたい、もっと食べてもらいたいという中野市在住の前澤憲雄さん(現:一般社団法人日本きのこマイスター協会理事長)の熱い思いと高い理念から、食品会社などの関係企業、団体、行政を巻き込んで、2007年(平成19年)に中野市で日本きのこマイスター協会が誕生しました。
 何か「プロジェクトX」の番組で取り上げられそうな取組ですね!
 こうして、事務局のある中野市で、毎年、総会が開催されているのですね。
 今年も、林野庁などから多数の来賓が出席しており、日本きのこマイスター協会がきのこ業界の発展に大きく期待されていることがうかがえました。

じゃあ、北信地域でどれだけきのこが生産されているかというと・・・

 えのきたけ、ぶなしめじともに、長野県は全国一の生産量で、長野県の中で北信が生産量一位です。          

 全国に出回っている「えのきたけ」のほぼ半分は北信地域で生産されているのですね
 ちなみに、長野県に次いで生産量が多い県は新潟県です。やはり雪が関係しているのでしょうか?

 美味しい「きのこ」を作るには、たくさんの資材や電気が必要ですが、近年の物価高騰により、資材費や電気代が値上がりしており、きのこ生産者は大変に苦労しています。
 皆さん、「きのこ」をたくさん食べて、生産者を応援しましょう!

現在、実施している「北信州おいしい食材フェア2024」のHPから、きのこなど北信地域のおいしい食材を食べられるお店を紹介中です。皆さん、こちらもご覧いただき、たくさんお召し上がりください!

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