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農業農村支援センター便り④ 雑草イネの発生調査を行いました


こんにちは。北信農業農村支援センターです。

みなさんは「雑草イネ」をご存知ですか?別名赤米とも言われ、玄米の皮が赤いことや、触っただけで簡単に粒が落ちてしまったり、私たちが普段食べているお米とは大きく異なる特徴を持っています。

一見普通のイネとあまり変わりませんが…実はとても厄介者です。

お米の品質評価(格付け)を示す「等級」という言葉をよく聞きますよね。
雑草イネが収穫物に混ざると「異品種混入」となり、等級が下がってしまいます。

雑草イネの玄米は一目瞭然です。

色彩選別機という機械で収穫後に一粒ずつ選別することは出来ますが、普通のお米も少量ながら一緒にはじき出されるので、色彩選別機導入のコストアップだけでなく、収量の減少も問題となります。

除草剤だけでは退治しきれないので、根絶するためには圃場(田んぼ)に雑草イネがあるのか確認し、人力による抜き取り等を組み合わせて、総合的に対策を続けることが必要です。

この調査は、農業農村支援センターとJA等が連携して毎年行っています。

栽培品種よりも雑草イネの生育が早い特徴を利用して、雑草イネの穂が出るころに行うため、炎天下の中1日で数百枚の圃場を確認しなければならず、大変です。

美味しいお米を守るため、今日も農家さんの地道な努力が重ねられています。

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