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普及員の一息㉓ 水田作学習会・第2回お出かけ農業試験場を開催しました

こんにちは。コーヒー豆の父です。
12月3日北信合同庁舎で、今年度の北信地域の水田作物(水稲、麦類、大豆、そば)の状況と、収量や品質向上のための課題を協議・共有する「令和6年度北信地域水田作検討会」を開催しました。
今年は水稲では倒伏した水田が多く、収量や品質への影響がありました。また、カメムシ類によるお米への被害の拡大や、これまであまり問題となっていなかった病害虫、雑草などが問題となりました。大豆やそばではハスモンヨトウなどの害虫が多発して、収量にも影響しました。
これらの問題となった事項の原因と対策について、長野県農業試験場、農業技術課専門技術員等からの助言をもらい、JA、市町村等と課題を共有し今後課題の解決に取り組みます。

さらに、今年初めての企画として、農業者も参加しての「水田作学習会 令和6年度第2回お出かけ農業試験場―水田作の課題と今後必要な対策について-」を開催しました。
北信地域の大規模水稲経営体のほか、関係機関も合わせて30名ほどの参加がありました。

 

お出かけ試験場ということで、今年特に問題となった水稲の倒伏と地力チッソなどの影響、斑点米の原因となったカメムシ類の防除対策、もみ枯細菌病の対策、最近拡大してきている雑草防除対策などについて試験場研究員の講義を受けました。引き続き、農家の皆さんと意見交換を行いました。
カメムシ類の防除対策については、殺虫剤に頼るのではなく畦畔の草刈り時期によって、水田内への侵入が少なくなることが実証されていますが、広域的な対応や早い時期から雑草を伸ばしておくのはどうか?などの意見が出されました。
今回の学習会を通じて、来年度はより品質の良いお米がたくさん生産されることが期待されます。

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