2015.08.25 [ 北アルプス地域の自然・景観・名所 ]
第16回ふれあいイベント「土・人・水」(大町市)が開催されました
農地整備課です。
皆さんは「越荒沢堰」をご存知ですか。越荒沢堰は、鎌倉時代から南北朝時代にかけて開削された農業用水路で、1級河川鹿島川の猫鼻頭首工から取水し、水田地帯を潤して大町市街地まで流下しております。この用水は、農業用水だけでなく消雪、親水、洗い場等の生活用水として欠かせない地域用水となっています。
この用水路は、平成10年から17年にかけて「農業用水再編対策事業(地域用水機能増進型)」により親水機能を兼ね備えた水路へと改修しています。
先日(8月22日)、「第16回ふれあいイベント 土・人・水」(主催:水土里ネットおおまち地域用水対策協議会)が越荒沢堰親水広場で開催されました。
このイベントは、北アルプス山麓の水の恵みに感謝し、合わせて地域の方々との交流を深めるイベントとして定着し、今年で16回目となる恒例のイベントになっております。
当日は、地元の関係者や毎年楽しみに待っていた親子等、74名の方が参加しました。
まずは、最初に親水広場周辺の整備として参加者全員で草刈りを実施しました。
そして、きれいになった親水広場で、ニジマスやイワナのつかみ取りを行います。子供たちは、親水水路に入り、魚を手掴みで捕まえようとしますが、魚もなかなか捕まってくれません。
親子一緒になり、魚を追いかけて捕まえた時は、魚を高く掲げ喜びを表現していました。
その後、子供たちにより水路に稚魚を放流します。
最後に、かかしコンテストが開催されます。毎年、力作が出展され審査結果が注目されます。農地整備課でも「かかし」を製作しコンテストに出展し、見事に優秀賞(2位)を受賞しました。
かかしは、9月18日金曜日まで大町市役所入口にありますので、力作をご覧ください。
参加された皆さんにとって、このイベントが夏のいい思い出になることと同時に、農業用水など水のありがたさを考えるよい機会となってほしいと思います。
かかしコンテストの最優秀作品です。
農地整備課が出展した「かかし」(優秀賞(2位))です。
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