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サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場 フェスティバル—日常の喧騒を離れ、天然水が生まれるストーリーに出会う1—


大町市は常盤、国営公園入口の交差点を上ったあたりにある、北アルプス信濃の森工場。
日常の喧騒からふっと距離を置ける、そんな空気をまとった場所だ。
受付でチケットを受け取る。やあジェイク・・・違うか。
どうやら今日の案内役はジェイクではないらしい。



整備された林を抜けると、空気が変わる。
木漏れ日と土の匂い。自然に包まれる感覚。まるで都会のスピードが、そこで一度リセットされるみたいだ。


やがて現れるコンクリートの壁。
一見無機質な入口をくぐると——



「おや、これは……青の洞窟?」
青い光に満ちたトンネル。(青のトンネル)ひんやりとした空気と幻想的な静けさ。
歩くだけで、体の奥に溜まった熱がじんわり抜けていく。
「このまま帰っても、いい一日だったって言えそうだな」
そんな気分にさせる場所だ。



トンネルを抜けると、再び緑の世界。
ゆるやかな遊歩道を森林浴しながら進む。
しばらく歩くと、自然に溶け込むような建物が見えてくる。
「もしかして、ここが……ウェイティングバー AVANTI?」・・・「天然水ハウス」




 天然水の飲み比べ体験です。



4種類の天然水、ボトルのラベルも、それぞれの山、花、鳥と自然を映したデザインが並んでいて、眺めているだけでも楽しい。



北アルプス 硬度10mg/L 餓鬼岳、オオルリ、シナノキンバイ、(花こう岩)
南アルプス 硬度30mg/L 甲斐駒ヶ岳、ルリビタキ、福寿草、(花こう岩)
奥大山 硬度20mg/L  大山、オオルリ、ダイセンキスミレ、(火山活動でできた火砕流の地層)
阿蘇 硬度80mg/L   阿蘇、オオルリ、ユウスゲ、(火山灰や溶岩が幾重にも重なる地層)


ちなみに、硬度とは、氷らせて金槌でたたいたとき、違う。良い子が信じたらどうするんだ。
硬度とは、カルシウムとかマグネシウムとかミネラルの量らしい。



「北アルプスの水は、天然水のなかでいちばんの軟水、やや甘さがあり、清涼感のある味わいが特徴だ、そうだ。」
「硬度30と80の違いなんて楽勝だぜ。うぴぴ~。」



と、余裕で構えていたのが失敗だった。




油断して、Bを一気に飲み干してしまう。
そしてAを口にした瞬間。
「……あれ?」
比較ができない。
Bは、もう空っぽだ。
完全に自滅。
前の席の親子はこう言っていた。
「お昼、ニンニクの料理食べちゃってよくわからないなぁ」
——と言いながら正解。
「なるほどね。味覚って、奥が深いものだろ?」
次に来るときは、あえてニンニクを食べて臨むか。
ワインの飲み比べで自信満々に外す人たち。テレビで笑っていたけど、あれは他人事じゃない。
「いけると思ったときほど、外すんだよなあ……過去の体験がよみがえる」


みずのわ広場では、イベントが開催されていた。



天然水を使ったドリンク、地元食材のフード。
水鉄砲で金魚すくいの紙を破ってタイムを競う。
輪投げ、紐釣り、ほどよく賑やかで、でも落ち着く。



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