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東日本大震災で被災した岩手県の三陸沿岸地域を訪ねました。

高田沖工区は、土砂が撤去された平成29年度に着工し、約2mの嵩上げ盛土を行い、ほ場(水田)が整備されました。今回訪れた時は、まさに稲の収穫が始まったところでした。ここでは、陸前高田市の地域限定の稲の品種である「たかたのゆめ」が作付けされています。
岩手県のほ場整備では、水田用水のパイプライン化、暗渠排水施設の推進による排水改良など、長野県と比べて先行している部分に加えて、事業の計画・実施中に営農担当とほ場整備担当が頻繁に意見交換を行う姿は、今後業務を進める上で、とても参考になりました。

収穫が行われている高田沖工区の水田(2022年9月)

今回、自分の担当した現場で農業が再開・継続されている様子をみて、安心した部分もありましたが、市街地の閑散とした様子をみると、大災害に対して、ハード面で防災機能を強化しつつ、被災者の元の生活を取り戻すことの難しさを実感しました。

最後に、私が派遣先に着任した当初は、同種の業務であっても、仕事のやり方や現場条件も違うため、仕事を進めるにあたり戸惑うことも多く、当時同じ職場にいた岩手県の職員の方には苦労や迷惑をかけることもありました。
しかし、岩手県職員の方々とは、今でも連絡を取り合うなど、交流があり、令和元年10月に発生した台風19号災害の際には、すぐに電話やメールなどでご心配・お見舞いの声をいただき、ありがたく思いました。
こうした交流ができるということは、大震災からの復旧・復興に少しでも貢献できたからではないかと思いますし、今後もこのつながりを大切にしたいと思います。

奇跡の一本松と震災遺構のユースホステル(2015年12月)

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