2023.01.25 [ 北アルプス地域の歴史・文化・暮らし北アルプス地域の食文化・味 ]
信州の伝統保存食「凍りもち」ってどうやって作られるの?~前編~
こんにちは!総務管理・環境課のSです🌵
1月28日(土)18:30~19:00にテレビ信州(日本テレビ系列)で放送される「満天☆青空レストラン」で小谷村の雪中キャベツと大町市の凍りもちが取り上げられます!
ということで、私も大町市の「農産物直売所かたくり」さんで、信州の伝統保存食「凍りもち」作りを見学させていただきました。その様子を2回に分けてご紹介します!
みなさんは「凍りもち」をご存じでしょうか?私は信州で生まれ育ちましたが、凍りもちというものを今回初めて知りました。
簡単に言うと、水に浸したお餅を乾燥させて作る保存食です。
北アルプス地域の「米」と「凍み」を利用して昔から加工され、一年中の農作業のお小昼(朝食と昼食の間)として重宝されてきた伝統の保存食品です。
すべて杵つきで、手作り、天然の気候を巧みに生かした加工で、気温がマイナスの日が続く寒中しか作ることはできません。
そのまま食べるとサクサク、水で戻すとお餅としても、他の料理にアレンジしても食べることができます
では早速、作り方を見ていきましょう!👀✨
まずは、もち米を蒸していきます。もち米は大町市産のものを使用しています!
蒸しあがったもち米のいい匂いに包まれます☻
機械でお餅をつくと十分に水が入らないために手作業でお餅をついていきます。
水が入るとよく凍りしっかり乾燥するため、柔らかい凍りもちに仕上がるそう!
男性会員がお餅をつき、女性会員がお餅をかえしていくのですが、とても息ぴったり!
最近、臼と杵でお餅をつく様子はなかなか見ないですよね・・・!近くで見学しましたがとても迫力がありました。
かたくりさんでは、普通の白いお餅に加え、よもぎ味とシソ味も生産しています。味付きの凍りもちの生産量は少ないそうですが、見学させていただいた日は偶然、この2種類を作っていました!
よもぎは美味しい系統のものを使用するというこだわりがあるそうです。
続いて、ついたお餅に米粉をふり、型にはめていきます。
空気が入らないように伸ばしていくのがポイントだそうです!
型にはめたら冷ましてカットしていきます。
型やまな板に切る幅が記されているのでこれに沿って切っていきます。
切る作業も機械ではなくひとつひとつ手作業で行われています!少しずつ形が違うのも味があっていいですよね😊
大きく切ってから小さく切り分けることで均一な大きさに切ることができます。表面はすぐに乾燥しますが、中身は弾力のあるお餅ですので、切るのにも技術が必要なのです!
つきたてのお餅をよもぎ、シソそれぞれ1切れずついただきました!
どちらもモチモチで良い香りがしてとても美味しかったです🤤
この後の工程は後編をご覧ください!
かたくりさんの凍りもちは、A・コープファーマーズおおまち店(大町市)、地場の郷(大町市)、ええっこの里(大町市)、池田町ハーブセンター(池田町)、道の駅 白馬(白馬村)などで購入することができます。みなさんもぜひ凍りもちをお試しください!
北アルプス山麓ブランドにも認定されています!詳しくはこちらをご覧ください↓
https://kitaalps-sanroku.jp/items/products/processedfood/7.html
小谷村の雪中キャベツ、大町市の凍りもちが紹介される「満天☆青空レストラン」をぜひご覧ください!📺
放送日:2023年1月28日(土)
放送時間:18:30~19:00
放送局:テレビ信州(日本テレビ系列)
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