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信州の伝統保存食「凍りもち」ってどうやって作られるの?~後編~

前回「信州の伝統保存食『凍りもち』ってどうやって作られるの?~前編~」の続きです!

さて、つきたてのお餅を切った後はどうするのかというと・・・
ひとつひとつ和紙で包んでいきます。包み方も決まった向きがあるんです!

この和紙は凍りもちを包むための特注品で、蛍光塗料を使用せず、凍りもちに合わせたサイズで作ってもらっているそうです!

和紙で包むことで乾燥させる際に形が崩れるのを防ぐことができます。昔は和紙で包まずに乾燥させていたとか!
和紙で包んだら少し時間をおいて馴染ませます。

続いて、お餅を紐で結んでいきます。和紙とお餅を馴染ませておくと、結ぶ作業もしやすくなるんだそう

10個で1連となります。
結び方にも工夫があり、キツさを調整できるようになっています。

紐で結ばれたお餅を2~3日ほど水に浸したら、いよいよ軒下に吊るして乾燥させていきます。
水に浸すとお餅が膨らみ、パンパンになります。
水から上げてすぐ凍るのが理想(水が滴らないようにする)であるため、水から上げるのは夜の19時頃なんだそう。

たくさんのお餅が吊るされていました!こんなにお餅が並んでいると圧巻です!!!

昼夜の寒暖差が大きいこの地域の気候により、お餅は寒い夜に凍り、日中に溶ける。これを約2か月間繰り返すことで、美味しい凍りもちが完成するのです❕

凍りもちは、そのまま食べてもよし、水で戻してお餅として食べるもよし、ピザや大福などにアレンジするもよし。
登山食や非常食、離乳食や介護食にもなります!凍りもちはとても万能ですね😊

凍りもちは一度水で戻すと3日間ほど硬くならないんだそうです。見学に行った際に伺ったお話のなかで一番驚きました😲

凍りもちの食べ方については、次回のブログで紹介しますのでお楽しみに!

かたくりさんの凍りもちは、A・コープファーマーズおおまち店(大町市)、地場の郷(大町市)、ええっこの里(大町市)、池田町ハーブセンター(池田町)、道の駅 白馬(白馬村)などで購入することができます。みなさんもぜひ凍りもちを食べてみてください!

農産物直売所かたくりさんでは、凍りもちを干している様子を見ることができます👀✨

北アルプス山麓ブランドにも認定されています!詳しくはこちらをご覧ください↓
https://kitaalps-sanroku.jp/items/products/processedfood/7.html


小谷村の雪中キャベツ大町市の凍りもちが紹介される「満天☆青空レストラン」をぜひご覧ください!📺

放送日:2023年1月28日(土)
放送時間:18:30~19:00
放送局:テレビ信州(日本テレビ系列)

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