2009.07.09 [北アルプスエリア]
Vol.48特集■北アルプス山麓 トレッキングを楽しもう!
トレッキング(山歩き)が楽しい季節ですね。自然に触れながら程良い運動をすることで心も体もリフレッシュできるトレッキングは、登山ほどハードではないので初心者でも気軽に楽しめ、人気があります。
北アルプス山麓にはそんなトレッキングに絶好の場所が、たくさんありますよ♪
【栂池自然園(小谷村)】は中部山岳国立公園内にある高層湿原(標高2020m)。空をたゆたう雲と真っ青な空を普段よりず〜っと近くに感じることができ、とっても爽快!6〜8月にかけては高山の花々も咲きそろい、「空の花園」といった趣きが楽しめます。
北アルプスを背にシシウドのほか、さまざまな高山植物が咲き誇る
麓から「栂池パノラマウェイ」と呼ばれるゴンドラリフトとロープウェイを乗り継ぎ、360度の迫力ある展望を30分ほど楽しむと栂池自然園に到着。
湿原の間を縫うように走る木道を歩いてゆくと、行く先々で花々が優しく迎えてくれます。
愛らしい丸い花びらのチングルマ、風にそよそよと揺らぐワタスゲ、黄色が目を引くニッコウキスゲなどなど…まさしく花の宝庫と呼ぶのにふさわしい場所です。春を告げる花として知られるミズバショウも、この自然園の風穴近くでは、なんと7月でも咲いているそうですよ◎
可憐な高山植物と背景にそびえる白馬三山。自然の美しさと力強さに心打たれるひと時です。
コースとしては全長5.5km、4時間弱ほどで歩けます。
栂池公園駅〜栂池自然園を結ぶ、栂池パノラマウェイはこちら≫(パソコン用)
栂池自然園はこちら≫(パソコン用)
同じ小谷村なら日本百名山のひとつ、雨飾山の麓の【鎌池】周辺もトレッキングにオススメ!池の周りに生い茂るのはみずみずしいブナの原生林。
池の主は大きな鯉だという伝説に彩られた鎌池は静かに水を湛える
整備された遊歩道を歩けば、木々の葉からこぼれ落ちる光、鳥のさえずり、土の香り、樹皮のごつごつとした肌触り…と五感を刺激され、何だか癒される…。それもそのはず、ここは森林セラピー認定基地でもあるんです。
森の力をひしひしと感じながら、40分ほどで歩けるコースなのでとってもお手軽。軽く汗ばんだカラダは、小谷温泉の村営露天風呂できれいさっぱり。ぜひ、お試しあれ。
森林セラピーについてはこちら≫(パソコン用)
鎌池周辺散策コースはこちら≫(パソコン用)
さらにさらにもう一つ、【姫川源流自然探勝園(白馬村)】も、おすすめスポット。
姫川の源流となる清水が湧き出る園内には涼しげな水音が響き、草花が咲き誇ります。園内は、「姫川の源流」と「親海湿原(およみしつげん)」に分かれ、ここで育つ湿生植物の数は約300種!
この姫川源流の湧き水は、環境省選定の「名水百選」にも指定されているんですよ。
水がきれいでないと生息できない「梅花藻(バイカモ)」。大糸線に沿うように流れる姫川はやがて日本海へと注ぐ
姫川源流自然探勝園はこちら≫(パソコン用)
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