来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

疾病退散を祈る「島立堀米の裸祭り」

長野県松本合同庁舎がある松本市島立堀米地区

松本インターチェンジ近く、のどかな田園風景の中に、国・県の現地機関やオフィスビルが並んでいます。近年、急速に都市化が進んでいますが、史跡や民俗行事が数多く、伝統文化が大切に継承されています。

今回はその一つ、7月7日に行われた、長野県無形民俗文化財「島立堀米の裸祭り」をレポートします。


祭りは、250年程前(江戸時代中期)、流行した疫病を払うために始まったといわれています。堀米地区の男子児童がもっこふんどし鉢巻姿で、地区の氏神である津島社に勢ぞろい。




津島社は、尾張(愛知県)一宮の津島神社から勧請(かんじょう)されたといわれ、厄病除けの神「牛頭天王」(ごずてんのう)をまつっています。



疫病退散、五穀豊穣などを祈った後、幟(のぼり)を持って地区内にくり出します。「親玉」といわれる6年生と5年生が大幟をかつぎ、中幟を持った「中玉」(4年)、「小玉」(1~3年)が続きます。



「小玉」が持つ五色の幟には、「親玉」が筆で「奉献津島牛頭天王」と、そして、名前と干支も書いてあげるそうです。face02



「親玉」が「オンヤーサー」と声を掛けると、「中玉」と「小玉」が「モンヤーサー」とこたえます。掛け声には、自分たちはこんなに元気だぞ!厄病なんか寄せ付けないぞ!」との意味がこめられているそうです。



地区境をねり歩いた後、「みそぎ」のため神社横の池に飛び込みます。



全国的にも珍しい、貴重な民俗行事とのことで、大勢のアマチュアカメラマンをはじめ、県外の研究者や東京のテレビ局も取材に訪れていました。

どんな時代にあっても子どもたちは「地域のたから」
泥んこになりながら水を掛け合う姿に、祭りにこめられた「先人たちの思い」を強く感じました。

いつまでも残したい松本の夏の風景です。

(地域政策課K)

このブログのトップへ