「上小（じょうしょう）地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか？「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の２市１町１村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

2012.04.19　［職員のみつけた情報コーナー食文化］

上小地域のお菓子③　－ダッタンそばパウンドケーキ－

上小地方事務所のＦ森です。

上小地域のお菓子を紹介するシリーズ。今回は長和町の信濃霧山ダッタンそば生産者組合製の「ダッタンそばパウンドケーキ」です。

ダッタンそばについては、３月６日のブログでご紹介しました。中国の西側からヒマラヤ山脈近くの冷涼な気候の所が原産地とされるそばの種類です。ルチンというポリフェノールが普通のそばの１００倍以上あるとされ、別名「苦（ニガ）そば」とも呼ばれ、普通のそばより苦いのが特徴です。しかし、長和町のダッタンそばは苦くないんです！！ルチンはもちろん入っているんですよ。

このパウンドケーキは、そのダッタンそばを主原料にして、砂糖、卵、バターを加え、クルミも入っています。
そばを打って茹でると緑色が濃くなりますが、このケーキも緑色っぽいですね。
写真のように一切れずつ小袋に入っているものと、丸ごとのものがあります。パウンドケーキのほか、お菓子の類ではクッキーもあります。

長野市での会議に参加したときにお土産に持って行きました。県内の他の地域や東京、名古屋、大阪のお菓子も並んでいます。諏訪の「わかさぎせんべい」や、吉本興業の子会社が作って、北海道の「白い恋人」と商標権で争っている「面白い恋人」もありました。