2012.03.06 [ 職員のみつけた情報コーナー農産物 ]
上小地域のそば -長和町ダッタンそば-
上小地方事務所のF森です。
長和町の信濃霧山ダッタンそば生産者組合の皆さんが作ったダッタンそば粉でそばを打ってみました。
ダッタンそばは、スイスの植物学者が「韃靼人(タタール人:モンゴルからリトアニア地方に住む民族)のそば」としたことが名前の由来ですが、元々、四川省や雲南省、チベット自治区など中国の西側からヒマラヤ山脈近くの冷涼な気候の地域で栽培されていたそばの種類です。
このそばは、ルチンというポリフェノールの一種が普通のそばの100倍も含まれているとされています。ただ、このそばは、別名「苦そば(にがそば)」と言われるように、ルチンが分解するとケルセチンという苦味を有するポリフェノールが生じるため、一般的なダッタンそばは食べると苦いんですが、長和町産のそばはどういうわけか苦くないんです!
このそばは、打つために水を入れると黄緑っぽい色になり、茹でて写真のようにセイロなどに盛るととてもきれいです。
食感は、普通のそばよりも弾力があり、普通のそばとは違ったおいしさがあります。たしかに他のところで食べるダッタンそばと違い、全く苦さを感じません。長和町ではこのそばを食べられるお店が5軒ほどありますので、是非一度お試しください。
また、生産者組合では、そば茶にも使える焙煎したそばや乾麺、クッキーなど加工品も生産し、町内の農産物直売所などで販売しています。上田合同庁舎の地下売店でもお求めいただけます。
このブログや記事に関するお問い合わせ窓口
上田地域振興局 総務管理課総務係
TEL:0268-25-7111
FAX:0268-25-7115