こちらはタイムの仲間で芳香がある
イブキジャコウソウと赤岳。

赤岳には時折霧のような雲がかかるのですが、
そうすると深山幽谷の気配が漂います。

これはあちこちで咲いていた
タカネニガナ。

背後の峰は阿弥陀岳です。

そしていくつものピークを越えたあと、
横岳の「奥の院」（2830ｍ）に到着しました。

（振り返る横岳の山並み。
　左端が横岳の「三叉峰（さんじゃほう）」。右奥は赤岳）

（横岳「奥の院」の最後の登り。左端の雲の彼方に穂高岳）

「奥の院」からは、
赤岳鉱泉の背後にそびえ立っていた
大同心（右）と小同心が真下に見えます。

（小同心（左）の右側に見えるのは赤岳鉱泉の屋根）

横岳山頂には、これらの断崖を登ってきた
クライマーたちも休憩していました。

（絶壁に咲くチシマギキョウ）

「奥の院」の後は
「蟹の縦ばい」と「蟹の横ばい」を通ります。

傾斜は50度。

しかしこのコースは
戸隠山の「剣の刃渡り」と比べれば
足場もしっかりしているし
つかまる鎖も途切れることがないので、
怖さは全くありません。
（戸隠では「剣の刃渡り」を立って渡ったあと、
　足がワナワナと震えましたから）

（横岳のナイフリッジの付け根を
　茅野側から野辺山側に超える地点）