八ヶ岳エコーラインは南は富士見町から北は茅野市までの約１６ｋｍの八ヶ岳西麓を貫く道路です。八ヶ岳西麓に広がる雄大で優れた沿道・田園景観を育成するため、一体は長野県景観条例に基づく景観育成重点地域に指定され、エコーラインの沿道３００ｍの範囲は屋外広告物を規制する地域にも指定されています。
　エコーラインを車で走った折に沿道を意識して見てください。一般道路に見られる乱雑な看板が一切ないことに気づくと思います。また、看板はありますが統一された２種類の看板が目に留まります。これは平成１６年から地元の関係団体や自治体が協力して屋外広告物の規制に併せこの地域の整備計画を策定し、２年をかけて、それまであった既存の看板１００基を撤去して、統一された看板を７４基設置したものです。
　とかく観光地の幹線道路は看板が乱立するものですが地域の皆さんの熱意と協力があって八ヶ岳西麓の景観が守られていることに改めて頭が下がる思いです。