こんにちは商工観光課です。
あわただしかった4月も終盤
いよいよGWがはじまりますね。
そんな風軽やかな季節、ぜひとも訪れていただきたいスポットをご紹介させていただきます。
それは \霧ケ峰高原/ です。
本日、霧ヶ峰高原の北西部に位置する八島湿原において
今年度の観光シーズンの賑わいと安全を祈る祈願祭が執り行われました。
八島湿原は、国指定の天然記念物 日本有数の高層湿原 です。
貴重な動植物の宝庫で、今も変化し続ける高層湿原の姿を遊歩道をたどりながら眺めることができます。
高層湿原? そもそも湿原って?
お恥ずかしながら、そんな疑問を抱えていると \八島ビジターセンター/ が!
【湿原の成り立ち】
高冷地の池沼や湿地では、低温と酸素不足により有機物を分解する微生物の働きが弱くなります。
すると、植物が枯れても腐らずに、泥炭層といわれる水浸しで貧栄養な地盤を形成します。
長い年月をかけて厚く堆積した泥炭層には、その場所に適応した限られた植物が育成するようになります。これが湿原です。
ひとくちに湿原といっても発達段階によって低層湿原、中間湿原、高層湿原の3つに分けられます。
低層湿原は主に地下水によってうるおっている湿原で、表面は平らか、くぼみを帯びた地形をしています。
対して、高層湿原の表面は盛り上がっており、主に降雨や霧によってうるおっています。
その中間的な性質を持っているのが中間湿原です。
八島湿原は、およそ12000年の時をかけて、凹地から低層湿原、高層湿原へと発達してきたのです。
より詳しい成り立ちは、八島ビジターセンターあざみ館で知ることができます!
霧ケ峰高原にはこの八島湿原のほか、2つの天然記念物の高層湿原があります。
どれも高層湿原という点では同じですが、立地の関係により生きている植物や湿原全体の雰囲気もちがいますね。
そんな八島湿原から車山湿原を散策してみましょう。
老朽化した木道の整備が昨年度に完了 気持ちの良い木道歩きが続きます。
湿原から歩くこと3.3km そろそろお腹が減ってきます。
車山湿原が一望できるオープンテラスでこだわりのボルシチとサイフォンコーヒーをいただきました。
とろとろに煮込まれた野菜とビーフがたっぷりのボルシチ
ふかふかで香ばしい厚切りトーストに甘いはちみつと塩気のあるチーズが相性抜群
サイフォンで淹れたコーヒーも大変美味しく、贅沢な時間を過ごせました。
地元の牧場ミルク使用 霧ソフト
こだわりのミルクがさわやか 〆のデザートにぴったりです。
鹿肉の串焼きもいただきましたが、臭みはなくとっても美味しかったです。
なんとこちらも地元産の鹿肉を使用!
八島湿原から車山湿原と霧ヶ峰をぐるっと周回するトレッキング
その後、温泉もいいなあ なんて思いながら下界へ帰りました。
6月に向けて新緑
7月からはニッコウキスゲ
秋にはススキ
皆さまもぜひ絶景の高原 霧ヶ峰高原を満喫してください!
<八島湿原ぐるっと周遊>
およそ3.7km コースタイム1.5~2時間
<八島湿原~ころぼっくるひゅって~車山~蝶々深山~八島湿原>
およそ10.6km コースタイム4~5時間
霧ヶ峰は 八ヶ岳中信高原国定公園 です。
〇歩道から外れたり、動植物の採取はやめましょう
〇トイレ・休憩ポイントは前もって確認しましょう
〇ゴミは必ず持ち帰りましょう
〇ペットにはリード等をつけ、規制区域内への同伴はご遠慮ください
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