2024.11.19 [ その他南信州の伝統・文化・史跡 ]
琉球花火と清内路の手づくり花火
南信州も紅葉がきれいになってきました!
リニア活用・企画振興課 Mです。
さて、11月16日(土)に「琉球花火復元と清内路の手づくり花火」の講演会が行われました。
なぜ、琉球(沖縄県)と清内路(阿智村)が手づくり花火でつながったかというと、きっかけは国立劇場おきなわで行っていた”琉球花火の復元”でした。
国立劇場おきなわでは琉球のからくり花火の復元を行っていますが、これまでは現代の西洋式花火を用いていたようです。
しかし、記録に残されている花火は火の粉が枝垂れてみえます。
そこで、鉄粉を用いる伝統的な花火製造技術が伝承されている清内路が注目されたのです。
はじめに、国立劇場おきなわ調査研究専門嘱託員である茂木先生より「琉球花火とその復元」について講演いただきました。
鉄粉で作られた花火は火の粉が長持ちするそう。そのため、吹き出し花火の火花が枝垂れてみえます。
このような写真がとれるのは、伝統的な花火だからこそなのですね!
また茂木先生は、南信州の人々が花火を見るときに「今年の花のひらきはよかった」などと話すことを不思議に感じていたそうです。
県外出身の私もじつは、これを不思議におもっていました!
南信州地域の方々は、花火の色や形だけでなく、火花の散り方にも注目しそれらを楽しむ風情があるとのこと。
つづく櫻井先生の講演では、そんな南信州地域の花火の特徴を学びました。
吹き出し花火にもいろいろな種類があり、勢いのあるもの、儚いものなど楽しみ方は様々です。
また、座談会では実際に花火製造に携わる櫻井さん(上清内路煙火同志会)、門野さん(下清内路煙火有志会)、関島さん(関島煙火製造所社長)のお話も伺いました。
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