2015.06.25 [ 南信州の観光・自然・花 ]
魅力満載のローカル線!飯田線(27)花香る無人駅「桜町」
並木通りは、元々、昭和22年に発生した飯田大火の後、防火帯道路として作られました。
その後植樹が進み、今では南半分がリンゴ並木、北半分が桜並木として、飯田市のシンボル的な通りとなっています。
そして、並木通りを北へ上ると、大宮諏訪神社に辿り着きます。
同社は正式名称を「外県(そとあがた)大宮諏訪神社」といい、歴史は古く、設立時期は不明とされています。
諏訪大社の祭神「建御名方富大神(たけみなかたとみのおおかみ)」が、信濃に入った際、当地に立ち寄ったため、祀られたといわれています。
外県とは、伊那谷地方のことです。
1194年(鎌倉時代)に再建されますが、その後荒廃し、1528年頃(室町時代)隣りにある長久寺の和尚により、寺の鎮守神社として諏訪から分霊を迎えてふたたび再建されています。
江戸時代には、歴代の飯田藩主に厚く保護されました。
境内に入り、鳥居を抜けて進んでいくと、隋神門があります。
さらに石段を上っていくと、本殿に辿り着きます。
本殿の隣りには、夫婦杉があります。
元々は別々に植えられた杉が、長い年月の末、根本が結ばれた双樹杉です。
縁結びや夫婦円満、家内安全にご利益があるとのことです。
大宮諏訪神社では、数えで7年に1度(諏訪大社の御柱祭と同じ年)、神輿を担ぐ祭りの「式年大祭」が行われます。
この式年大祭と合わせて行われるのが、「お練り祭り(おねりまつり)」です。
大勢の人が”ねり歩く”ことから、名前が付けられたといわれています。
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