南信州お散歩日和 南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

南信州お散歩日和

南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

中馬ぬくもり街道ひな祭り開催中!

南信州農業農村支援センターのHです。

阿智村駒場でランチしたときに、お店の方から「ちょうど今、おひなさまをやっとるで、見てってよ!」と言われました。
そういえば、あちこちに幟旗が立っているとは思ったのですが、どうやら、この旧道全体で開催されているようです。
令和5年3月1日~4月2日までの約一か月、このひな祭りは開催されます。
※昼神温泉エリアのみ、2月1日~4月2日の開催です。

そこで、お店の周辺を少し散策することにしました。
この日は初日ということもあり、まだ飾りつけの最中でした。


こちらはちょうど、ひな人形を運び込むところ。

この箱の中に保存されているのですが、この箱に貼られた新聞紙の日付が明治40年であることから、明治時代末期のひな人形だと推定されているそうです。

これが明治時代末期のものと思われるひな人形。
皆さんのところではお雛様、お内裏様は、どちらが向かって右側ですか?
関東雛は向かって左側がお殿様、京雛は向かって右側がお殿様、とされているようですが、このひな人形を所有しているご家庭では、京雛の飾りつけで伝承されてきたそうです。

通りのあちこちに、ひな人形が飾られています。









ひな人形以外にも、レトロなパネルなど、この地域の歴史がわかる展示もされています。
これらも飾りつけの途中でしたが、旧会地郵便局(現阿知郵便局)の、戦前~戦後の資料だそうです。
どの展示場も、本格的な展示は3月4日、5日の「こまんばマルシェ」の後、6日からになるそうです。
これ以上の展示がされるとなると、全部見て廻るのに、そうとうな時間がかかりそうです。




これらは、自治会館に展示されていました。
「かいこの村」、伊那谷の歴史を語るのに、養蚕の話題は欠かせません。





中馬(ちゅうま)街道とは、その昔、三河湾でつくられた塩を山間部へ運ぶための「塩の道」で、現在の豊田市で荷揚げされた塩は、信州方面へ中馬によって運ばれました。
なお「中馬」とは、江戸時代の中ごろ、信州でつくられた馬の背で荷物を運ぶ人々の組合のことだそうです。
中馬街道は現在の国道153号です。
ひな祭りの時期にあわせて、豊田市~阿智村にかけて「中馬ぬくもり街道ひな祭り」が開催されています。

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