2013.02.27 [ 南信州の観光・自然・花 ]
あるものがない
お気に入りのスポットを紹介します。
ごくありふれた水田の風景ですが、ここには日本の人里には必ず見られるものが見当たりません。
「或る物が無い」、「在るべき物が無い」といったところですか。
何が無いのか考えてみてください。(答えは文末にあります。)
これは今年の2月の光景です。
正面の山並みの左端に風越山が見えます。ということは、
竜東側(天竜川の左岸)にある場所ということになりますよね。
今年は例年になく寒いので2月下旬になろうとしているのに伊那谷も雪景色が残っています。
昨年秋の収穫後の同じ場所です。
私はこの時初めてこの場所に来ました。
そして、あるものが無いことに感動していつか紹介したいと思っていたので
今回紹介させていただきます。
ちなみに、ここには約9ヘクタールの農地(ほとんど水田)が拡がっています。
水田ですから何処からか水を引いてきているはずです。
取水しているところはこんなところです。
河川(加々須川)から取水してこんなトンネルを通って田んぼまで水が来ています。
トンネル以外のところも崖沿いを延々と流下してきています。
そんな水路を地元の方が毎日管理して水が来て農地が維持されています。
さて、何が無いかわかりましたか?
答えは電柱(電線)です。場所は喬木村城原です。
生を受けてウン十年、電線の無い光景を初めてみて改めて日本の空は見苦しいと感じた次第でした。
農地整備課の能天気
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