2013.02.04 [ 南信州の伝統・文化・史跡 ]
「大将荒神」??・・
2月2日(土) 飯田市千代の野池地区で、小中学生による「大将荒神」(たいしょうこうじん)という無病息災を願う伝統行事が行われました。
信濃国二之宮(諏訪大社に次いで格式が高い)と言われる野池神社をスタート
この行事の起こりは、江戸時代後期の「天保の大飢饉」が起きた1833~1839年頃、この地域も冷害により米や農作物が不作で、飢えや疫病から何人もの人が亡くなったようです。この疫病を鎮めるため、行者様のお告げに従い始まったと言われています。 それ以来180年も受け継がれてきました。
数珠(一番大きな福珠には天保四年と彫られています)
数珠の数は365個で、長さは6m位だったようですが、いつの頃か、切れて珠の数が少なくなっているそうです
昔は一軒一軒、全戸を回っていましたが、回り終わるのが夜中になってしまうことや、子どもたちの数も年々減ってきているため、現在は6か所の小組合の集会場を回っています。
中学生が鉦や太鼓を打ち鳴らし、小学生が「大将荒神、大将荒神・・」と何度も唱えながら長い数珠を回します。大人も輪の中に入り、数珠の中に一つだけある福珠と呼ばれる大きな珠が自分のところに来たときに、おでこにこすりながら、願いをかけると病気が治ると言われています。
私も今年一年、健康でいられるようにお願いしました。(^o^)
税務課(^o^)でした。
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