2025年の大阪万博での出演や、伝統芸能のシンポジウムへの参加、各種表彰など、和合の文化が全国的に評価されました。

この念仏踊りには、何百年もかけて積み重ねられた「層」があり、それが今も残っていることが、何より感動的だと話されます。

「お世話になった先輩方の新盆供養で踊る時は、地域への感謝を込めて、いつも新しい気持ちで臨んでいます」という言葉に、深い信念を感じます。

🤝 共に未来を歩むために
しかし、伝統を継承していく上での悩みも。

現在、踊り手の約6～7割が移住者という状況です。熱意ある移住者が文化を守っている一方で、菊島さん自身も移住者であるがゆえに、祭りの根幹にある本当の意味での習慣が将来途絶えてしまうのではないかという懸念を抱いています。

🌸 これからの目標
菊島さんの目標は、和合集落の地元の方が、これからも元気に生活できるように、お祭りが長く続けられる環境を作っていくことです。

「伝統は、暮らしが元気でなければ続いていきません。この素晴らしいお祭りが、これからもこの地で人々を繋ぎ続けられるように、活動を続けていきたいです。」

南信州の山里で、菊島さんが守り、育てている「和合の念仏踊り」。ぜひ一度、この地に足を運び、地域の熱い想いに触れてみませんか？

菊島さんの活動に興味を持った方は、お気軽にお問い合わせください！
（noboukikou@yahoo.co.jp）

さいごに
南信州地域は、湯立神楽や念仏踊り、人形芝居や農村歌舞伎、獅子舞や煙火などがとくに盛んです。
国や県の指定・選定を受けたものも多く、まさに「民俗芸能の宝庫、南信州」という名がふさわしいです。

特に阿南町は、「和合の念仏踊り」や「新野の盆踊り」をはじめ、民俗芸能が数多く存在しています。

多様性ある風土と生活文化の上に脈々と受け継がれてきた民俗芸能を、ぜひこの南信州に訪れて感じてみてくださいね！

この記事へのお問合せ先：南信州地域振興局リニア活用・企画振興課　0265-53-0401（直通）

【南信州のキーパーソンを局公式インスタグラムで紹介しています】
※「南信州地域振興局公式インスタグラム」はこちら　⇒　minamichi_official