2017.07.10 [ 南信州の林業 ]
南アルプスの高山植物を守る活動に参加しています
林務課です。
ニホンジカの食害により、南アルプスでは、お花畑が消失するとう現象が発生しています。
林野庁、環境省、長野県、市町村、信州大学、地元ボランティア団体等が連携して、約10年前から山岳地帯に防護ネットを設置し、管理する事業を行っています。
雪解けを待って、ネットを設置し、秋口にはネットを下すという、地道な作業ですが、少しづつ高山植物が戻っているとの報告もあります。
6月28日、29日は仙丈ケ岳の馬の背で防護ネットの設置を行いました。北沢峠から約4時間かけて現地に到着し、約20人で作業しました。
標高2600m前後ですので、紫外線や雪によるネットの劣化も激しく、数年ごとにネットを交換する必要があります。
広大な南アルプスエリアで、ほんのわずかな面積ではありますが、技術の確立も含めて、貴重な高山植物を守るために地道に続けていくことが重要であると考えています。
7月には聖平において作業を行います。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
南信州地域振興局 総務管理課
TEL:0265-53-0400
FAX:0265-53-0404