信州魅力発掘人 信州に魅せられ、活動する人たちの言葉には「信州の魅力」が凝縮されています。信州の魅力を掘り下げ、それを語る「信州魅力発掘人」。山の強さ、美しさ、厳しさ、素晴らしさを知る人たちが「山の魅力」を伝えます。

信州魅力発掘人

信州に魅せられ、活動する人たちの言葉には「信州の魅力」が凝縮されています。信州の魅力を掘り下げ、それを語る「信州魅力発掘人」。山の強さ、美しさ、厳しさ、素晴らしさを知る人たちが「山の魅力」を伝えます。

映像作家×ゆる山 vol.3

- それぞれの良さがあるんですね。

井上さん)
ほかの県にはまずないような…やっぱり別世界なんです。そんな山を、長野県はいっぱい持っている。遠くまで行かなくても撮れるし、日帰りでも行けるんですが、最近は1日で行けるところを2日かけるとか、1.5倍、2倍くらいの時間をかけて行こうかと思っていて。

- ゆっくり、時間をかけて?

井上さん)
登山者は、コースタイムより早く着くと喜ぶ人も多いんですが、なるべくゆっくり行きたいんですよ。同じ場所でも朝と夕方で、全然景色は違いますし。撮らずにぼーっとしているだけでも気分がいい。僕も、いろんなところにどんどん行きたい、という時期がありましたが、今は、なるべくゆっくり登る山が贅沢だなって思っています。

- 今後、撮りたいものや、やりたいことはありますか?

井上さん)
うーん、あまり考えたことないんですが…(苦笑)。こういうのを撮ろうと決めてから撮るということも、今まであまりやっていなくて。行ってみて、見たもの、そのときに受けたものを撮って、それをつないでって感じですね。これからも…、そのスタイルでしょうね。ゆっくり撮るといっても。

最新作「WONDER MOUNTAINS 2」トレイラー(※クリックで再生します)

- やっぱり基本は「ゆる山」で。

井上さん)
面白いものが撮れればいいかなと思っています。自分で面白いなと思えば、見てくれる人も面白いと思ってくれるだろうし。「俺の作品はこれ!」と決めずに、変わったら変わったで面白いなって、自分でも喜べればいいかな。


今は、夫婦で山に登ってそれぞれが撮影し、帰ってきて編集してまとめているとのこと。「植物や自然が多い里山、そこに暮らす人を撮るのが好きなんです」(のぞみさん)、「最初は少し教えましたが、意外とセンスがあったので(笑)。最近は任せています」(井上さん)。興味が移ればそれぞれ撮るものが変わってくる-その自然な流れを大事にしているからこそ、飾らず、魅力的な山の映像が生まれるのかもしれません。

PROFILE
1974年、東京都町田市生まれ。長野県松本市在住。ノンリニア映像編集の初期からスポーツ映像(テレマークスキー・MTB・スノースクート)の制作活動を始め、その後、ビデオゲームのプロモーション映像、TVCM等の制作、ディレクションを手掛ける。現在、「HAPPY DAYZ PRODUCTIONS」として、自然を対象にした映像・写真などクリエイティブ活動を行う。山については「ゆる山」がモットー。

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