2020.12.18 [ その他 ]
旬のリンゴを食べよう♪
【リンゴの豆知識】
〇栄養
リンゴの酸味の主成分はリンゴ酸やクエン酸で、胃液の分泌を促して消化・吸収をよくする働きがあると言われています。とくに、胃が弱っている時は、消化に時間がかかる皮は除いてすり下ろしたり、リンゴジュースなどを摂るのがおすすめです。
またクエン酸には疲れを緩和してくれるパワーもあります。また食物繊維が豊富です。腸を刺激して、排便を促し、便秘を予防したり、余分なコレステロールを吸着して、排出しやすくします。
ポリフェノールと呼ばれる抗酸化成分も。皮と皮に近い部分に豊富に含まれるので、皮を手でこすりながら十分に洗って、皮付きのまま食べましょう。
〇選び方
皮の色が濃く、ハリとツヤがあって重量感があるもの。熟すにしたがって、皮が赤い品種は赤くなり、おしりの部分も緑色が黄色がかってきます。
品種によっては、完熟すると表面を保護するためのロウ物質を多く分泌するものがあります。とあるお母さんから、「表面がピカピカしていてワックスがかかっているみたいなんですが、これは農薬ですか?洗剤で洗ったほうが良いですか?子どもには食べさせないほうが良いですか?」という問い合わせをいただきました。お子さんの健康を思っての切実な質問だと思いますが、実は、日本国内で栽培されているリンゴにはワックスはかかっていません。水分を蒸発して乾燥しないように、また外部からの水を通さないように、自らが「ロウ物質」を分泌します。そして、成熟が進むとリンゴに含まれるリノール酸やオレイン酸といった不飽和脂肪酸が皮の表面に溶け出してきます。そうするとロウ物質を溶かして、表面がベタベタしたような状態になるんです。油を塗ったような感じになるので、「油あがり」なんて言ったりします。自然のものなので安心して食べてくださいね。
表面がべたついているものは完熟の証。品種によって、ベタつきが異なります。ベタつきやすいのは、紅玉、千秋、ジョナゴールド、秋映、シナノゴールドなど。ふじは少ないです。
〇赤い果肉のリンゴ
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