こんにちは、松本空港管理事務所のオスカー・マイクです。
『信州まつもと空港』に新たなパッセンジャーステップ車が導入されました!
パッセンジャーステップ車とは、航空機に乗り降りする際に使用する階段がついた専用車両で、搭乗橋(パッセンジャーボーディングブリッジ)の無い駐機場で使用されます。
『信州まつもと空港』で搭乗橋が設置されているのは、南エプロンの真ん中の2番スポットのみであるため、定期便に季節便やチャーター便が重なり、2機同時に駐機する場合には、搭乗橋が設置されていない北側の1番スポットを利用し、パッセンジャーステップ車から航空機に乗り降りします。
これまでのパッセンジャーステップ車は、手押しの非自走式。
これには、屋根もなく、手すりも車いす用のリフトもないため、車いす利用の搭乗者がいる場合には、同時に駐機した航空機が、搭乗橋が設置されている2番スポット利用終了まで、待機していました。そのため、皆さまをお待たせし、ご不便をお掛けしたことも・・・。
新たに導入されたパッセンジャーステップ車は、自走式で、屋根や手すりに加え、車いす用のリフトも設置されています!!
これは、『信州まつもと空港』において、航空機の誘導、手荷物の積み降ろしなどのランプハンドリングや空港カウンター業務や空港内の誘導、案内などの旅客ハンドリングを行っている(株)エスエーエスが所有しているもので、名古屋(小牧)空港で使用していたもの。
『信州まつもと空港』への移動は、7月中旬に実施。トラックと階段部をそれぞれトレーラーで運搬。
空港内でクレーン車を利用して、車両部に階段を設置し、
航空機接続部の幌を設置して、
組み立ては完了。
実際の運用前に(株)エスエーエスの皆さんが、これまでのパッセンジャーステップ車を航空機に見立て、何回も何回も航空機への装着、離脱訓練を実施していました。
実際の運用は、8月1日から開始。
8月6日から運航を開始する札幌(丘珠)便は、運航ダイヤの関係から、基本的に搭乗橋が設置されていない1番スポットを利用する予定で、新たに導入されたパッセンジャーステップ車が使用される予定です。
なお、令和2年8月6日現在、『信州まつもと空港』から就航する福岡、兵庫(神戸)、大阪(伊丹)は「往来そのものを慎重に検討」に、北海道(新千歳、丘珠)は「往来する場合は慎重な行動を」とされる地域に指定されています。
県外と往来する際は、基本的な感染防止策を徹底するなど慎重な行動を、「往来そのものを慎重に検討」とされている都府県への往来は、その必要性を改めて検討するとともに、重症化リスクの高い方の往来は控えることを検討してください。
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