７月２１日（火）、松本合同庁舎講堂で「地方創生に係る【拡大版】松本地域戦略会議」を開催しました。
「地域戦略会議」は、管内の市村長と県の主要現地機関の長が、松本地域の持つ個性・魅力を活かした政策のあり方や方向性を話し合う会議で、今回は、今、日本全体で大きなテーマとなっている「地方創生」に関連して、現在、県、市町村が人口減少社会への対応を目的に策定作業を進めている地方版総合戦略に関する意見交換を目的に開催しました。

今回は、【拡大版】ということで、県側から知事及び企画振興部長も出席して行われ、冒頭で阿部長野県知事から、県の総合戦略を策定するに当たり、県としては広域自治体として市町村長の皆様の想いをしっかり把握させていただき、地方創生のための総合戦略を作っていきたいとのあいさつがありました。

会議前半では、まず県から「長野県人口定着・確かな暮らし実現総合戦略」の施策構築に向けた現状と課題や重点施策（たたき台）について説明がありました。その後、市村長の皆様からこれに対し、奨学金制度の充実や結婚支援、定住支援など様々なご意見をいただきました。

「長野県人口定着・確かな暮らし実現総合戦略」の施策構築に向けた現状と課題はこちらからダウンロードできます。

会議後半では、松本地域における広域的な課題、特に、安心して出産・子育てができる産科医療体制の整備や広域観光の推進を中心に議論が行われました。この中では、女性産科医師の現場復帰の支援、ＪＲ篠ノ井線の高速化についてなど、活発な意見交換が行われました。

県では現在、この【拡大版】地域戦略会議を県内各地域で順次開催しており、ここで市町村長の皆様からいただいたご意見を踏まえ、１０月を目途に県版の地方総合戦略を策定する予定です。