こんにちは!計量女子です。
既に報道でご存じの方も多いと思いますが、松本合同庁舎に19台の電気自動車(日産リーフ)が納入されたことに伴い、供給元である日産自動車株式会社様始め関係者の皆様をお招きして納車式が行われました。
計量検定所にも2台納入されたので、所の公用車担当として計量女子も式に参加しました。
(決して「アルクマに会いたかったから」という理由ではありません。)
今回納入されたリーフの車検証には、定格出力85.00kWと記載されています。
kW(キロワット)は、電気の仕事量を表す固有のSI組立単位で、毎秒1J(ジュール。1Nの力がその力の方向に物体を1m動かす時の仕事)に等しい力を生み出す仕事量=1W(ワット)と定義されます。
Wに10の3倍(1,000倍)を意味する接頭語のk(キロ)が付いているので、85.00kW=85,000Wです。
85.00kWはモーター(電気自動車にはガソリンエンジンではなくモーターが搭載されています)の仕事量を表す数値であり、ガソリン車でいうところの総排気量(エンジンの大きさを表す目安)のようなものです。
一方、WEBカタログを見ると40kWhや60kWhと表記されていますが、これは何を意味するのでしょうか。
kWは電力の仕事量を表す単位ですが、kWh(キロワットアワー)には1秒の3,600倍(=1時間)を表すSI併用単位のh(アワー)が付いているので、40kWh=40kWの電力を1時間出力することができる電力量ということになります。
つまり、ガソリン車でいうところの燃料タンクの容量です。
計量検定所は長野県下全ての地域を管轄する行政機関ですので、リーフで出張する際には帰路で電欠しないよう気を配らなくてはなりません。
出先の充電スポットで充電が可能になるカードを準備したのでとりあえずは安心ですが、それでもリーフで遠方へ出張するたび、電動バイクで旅をしながら充電させてもらう番組の出演者の気持ちになる計量女子でした。
笑顔ある暮らしのために くまなく計量
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