2011.07.21 [■アレ☆これ☆信州]
Vol144■とく☆とく信州 ていざなす
長野県の最南端に位置する「天龍村」。
今回ご紹介する「信州の伝統野菜」は、この村で120年ほど前から栽培されている「ていざなす」です。
「ていざなす」は、明治20年(1887年)頃、天龍村南部の神原地区に住んでいた田井澤久吉さんが、東京の種苗店から種子を取り寄せて栽培を始めたのがその起源と言われています。
田井澤さんの名前にちなんで「たいざわなす」と命名されましたが、地元の人たちは親しみを込めて「ていざなす」と呼んできました。
米ナス系の大型のナスで、大きいものはなんと長さ30cm、重さ1kgにもなるんですよ。果肉は柔らかく、甘みが強いのが特徴。皮は赤紫色をしていますが、しっかり熟すと金色になることから、「黄金のナス」とも呼ばれます。
ほとんど他の地域へ出回ることなく、自家消費されるか村の直売所で販売されるだけでしたが、この美味しいナスをより多くの人に知ってもらおう!これからも守り続けていこう!という取り組みが始まり、平成19年(2007年)、「ていざなす生産者組合」が発足。行政とも協力して、生産の安定化や販路拡大に向けた活動を行っています。
オススメの食べ方は、「焼きナス」。とろけるような食感が楽しめます♪東京の某一流ホテルのシェフから「畑のフォアグラ」と絶賛されたこともあるんだとか。「茹でナス」にしてもおいしいし、アクが少ないので、皮をむき薄くスライスして、生でも食べることができますよ。ただ一般的なナスより果肉がとても柔らかいので、漬物には不向きです。
収穫時期は、7月中旬から11月中旬頃。村内の「ふれあいステーション龍泉閣」や「おきよめの湯」といった温泉施設、飯田市の「およりてふぁーむ」などの直売所で購入することが出来ます。また、「ていざなす生産者組合」(事務局:天龍農林業公社 電話0260-32-1160)から宅配サービスも行っていますので、皆さんもぜひ一度ご賞味ください!
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