楽園信州

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<VOL.244>四季彩だより~信濃の国から~

安曇野に祈りの心が集う ~穂高神社~(安曇野市)

今年もあと残すところ半月となりました。
恒例の流行語大賞も発表され、「じぇじぇじぇ」、「倍返し」、「今でしょ!」、「お・も・て・な・し」の4語が大賞に選ばれたのは、記憶に新しいところ。
さて、皆さん自身の今年の流行語はなんでしょうか・・・?
今回は、前回に引き続いて、県内にある神社の紹介です。


(凛とした姿の穂高神社中殿)


長野県を代表する観光地として、四季を通じて多くの観光客が訪れる安曇野。
この安曇野に位置する安曇野市穂高に、今回紹介する「穂高神社(ほたかじんじゃ)」があります。
穂高神社は、「穂高見命(ほたかみのみこと)」を祭神として、安曇野市穂高に「本宮」、松本市安曇の上高地に「奥宮」、奥穂高岳(3,190m)の山頂に「嶺宮」がそれぞれ祀られています。
   

いつ穂高神社が創建されたのかは、わかっていませんが、穂高見命は海神族(かいしんぞく)の祖神(おやがみ)であり、その後裔(こうえい)で、北九州を中心に栄えた海人の一族である「安曇族」がこの地に移り住み、祀られたと言われています。


(三殿方式の本宮)

本宮(安曇野市穂高)にある本殿は、形式の等しい右殿・中殿・左殿が並ぶ三殿方式で、この三殿と小規模な明神社が一直線に並んでいます。
このうち中殿には、穂高神社だけに伝わる独特の形式である「千木(ちぎ)」と「勝男木(かつおぎ)」が乗せられており、勝男木は釣竿または船の帆柱を表していると言われ、この形式は「穂高造」と呼ばれています。

式年祭として、20年に一度、本殿一棟を造り替える大遷宮祭と、その間に2回の修理を行う小遷宮祭が行われ、祭は神社に伝わる「三宮穂高社御造宮定日記」に従い、文明15年(1483年)以前からの古い形式で行われます。


(勇壮なぶつかり合い)

本宮で行われる例大祭は「御船祭(おふねまつり)と呼ばれ、毎年9月26日、27日に行われます。

船型の山車に「穂高人形」を飾った大小5艘のお船が笛や太鼓の囃子にのって、氏子によって神社へと曳き入れられ、境内を練り歩きます。
最大の見せ場はお船のぶつかり合いで、その迫力と豪快さを一目見ようと、毎年県内外から多くの見物客が訪れます。


(きらびやかな穂高人形)

現在、長野県の無形民俗文化財に指定されており、お船に飾られる穂高人形は、境内にある「御船会館」で見学することができます。

また、毎年10月8日に上高地の奥宮で行われる「御船神事」は、「明神池(みょうじんいけ)」に龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)の2艘のお船を浮かべて行われます。
勇壮な本宮の御船祭とは趣が異なり、静寂に包まれた中、粛々と執り行われます。


(お水返しの神事)

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