2008.07.24 [松本安曇野エリア]
Vol.1■松本の街が音楽で彩られる1ヶ月間を体感しよう
8月13日、松本市あがたの森文化会館での若い演奏家達の調べと共に、今年もサイトウ・キネン・フェスティバル松本(SKF)が始まります。サイトウ・キネン・オーケストラとは、齋藤秀雄氏を恩師と仰ぐ数多くの世界各地の音楽家が集い、メモリアルコンサートを開いたことから生まれた、世界でも珍しいオーケストラ。
1992年、定期的に行うフェスティバルの拠点が松本に定まり、小澤征爾氏を中心に、松本から日本国内、さらには全世界へ、その音色を響かせる音楽の一大祭典となりました。
最終日は小澤征爾氏の指揮によるオーケストラコンサートでグランドフィナーレを迎える。ステージと客席が一体となる瞬間を味わうことができるはず
9月9日までの約1ヶ月間、松本のホールを中心に、なんと13回もの様々な公演が行われます。ただ残念ながら、オーケストラなどのチケットはほぼ完売状態。毎年入手困難なプレミアムチケットなんです。
でもチケットが手に入らなくてもがっかりすることはありません。この期間、音楽の街へと変身した松本では、色々な場所でこの音楽の一大イベントを体感することができるんですよ。SKF関連のアルバムのセールが行われていたり、独自にSKFにちなんだサービスをしてくれる飲食店もあったりと、SKFを盛り上げて、松本を訪れた人に楽しんでもらおうという雰囲気が街全体から伝わってきます。
さらに8月24日には、松本市内外の小中学校や吹奏楽クラブなどによる合同演奏とパレード、9月には公演会場の模様が屋外の特設会場で生中継される「街角スクリーンコンサート」など、まさに『街と音楽が一体となる瞬間』を楽しむことができるのです。
この祭典を素晴らしいものにしよう、そして自分達も存分に楽しもうという、松本の人々の気持ちも、SKFの音楽を奏でるメイン楽器の一つになっているんですね。
フェスティバルの1回目から続いている歓迎吹奏楽パレード。松本城本丸庭園に入り行われる合同演奏は圧巻
たとえ会場に行けなくても、随所で行われる街角スクリーンコンサートで会場の雰囲気を味わうことができる
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