い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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大盛況!上農高生のシクラメン販売会! with はな高々い~なプロジェクト

皆さんこんにちは。上伊那農業農村支援センターのあんこです

冬ですね…いつまで続くかと思われた暑かった夏も終わり、気づけば雪がちらつく寒さになりました。冬本番は、まだまだこれからですね!
ところで冬のイメージ色と言えば、「白色」「灰色」「水色」といったところでしょうか。この色を想像すると寒さを感じますね。反対に、暖かさを感じられる色は、「赤」や「ピンク」です。この暖色を見ると何だか温まります。
今回のブログに登場する「冬の鉢花の女王」と言われる「シクラメン」の暖色と、それを若者が販売した楽しい話で、アナタをぬくぬくにいたします

さて、当センターのブログを読んでくださっている方にはすっかりお馴染みになった、上伊那の花の認知度向上のプロジェクトである「はな高々い~な」の活動の一つに、「上伊那農業高校での花プロ授業」があります。
これは、学校の授業カリキュラムの中で、上農生に以下のことを学んでもらうのが狙いです。

① 「花の栽培技術の基礎」…座学と実習を通して、花の栽培技術の基礎を学ぶ
② 「プロの栽培技術」…花の販売と流通、栽培に関する知識を学ぶ
③ 「花に関する職業を知る」…育てたシクラメンを題材として販売方法を学ぶ

以上の3つの学びを通じ、「花き産業」を進路選択の一つにすることを目的に行っているものです。

そして、この授業で学んできたことを実践すべく上農生が「シクラメンの販売実習」を行いましたので、その様子を紹介します。

チョークアートが目を引きます!上農生美術部作

12月5日に、上伊那農業高校の植物コース2年生が、伊那合同庁舎2階の県民ホールで「シクラメンの販売会」を行いました。この日に向けて上農生は、シクラメンをどのように販売したらよいか、どのように陳列したらよいか、金額をどう伝えるか、多く買ってもらうにはどうしたらよいかなど、事前学習で話し合い、会場のレイアウトや値札、掲示するポスターなどを作製し、準備万端で迎えたようです。

分かりやすい横断幕で気持ちも上がります。上農生書

たくさんのシクラメンを販売するため、前日に上農の1年生がトラックの荷台にいっぱいのシクラメンを運んでくれました。一時置き場所となった当センターの一角は鮮やかな暖色で埋め尽くされ、商品となるシクラメンたちは明日の出番を待っていました。

並んだ♪並んだ♪シクラメンの鉢が~♪

当日、会場に到着した2年生は、早速会場準備に取り掛かりました。昨日運びきれなかったシクラメンを運び込んだり、入口にポスターを掲示したり、机を並べ会計場所を作り、販売会場を作り上げました。さらにこの日のために一人一人が手描きをした、色とりどりで個性あふれるたくさんの値札用のPOPも針金につけて鉢に差し、販売の時を待ちました。

値札POPを鉢に差していきます。会場の雰囲気が出てきました!

お客さんが手に取ってくれるようにPOPのコメントも考えました。

準備完了!さぁ販売開始!
販売開始時間前から、今か今かと列をなして並んでいたお客さんが一気に会場に入りました。前日の新聞に、販売会があることが記事になっており、それを見た方や、家族や知り合い、庁舎内の職員などが並びました。

会計に並ぶお客さん。会場の奥まで並んでいます。

次から次へと売れていくシクラメン。多い人は4鉢5鉢と持ち、運ぶのを上農生に手伝ってもらって会計まで来てくださるお客さんもいました。
急な忙しさに、戸惑いながらもそれぞれの役割を持ち、緊張していた表情も少しづつほぐれ、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と声が出るようになっていました。

4号鉢300円、5号鉢800円で販売、会計を頑張りました!

お客さんに上手に話しかけ、おすすめポイントを伝えたり、「どれがいいかね~?」と聞かれて一緒にどの鉢がいいか選んでいる上農生もいました。

会計の後は袋詰め、流れ作業に慣れてきました。

そして、お客さんに質問されそうなことにすぐ答えられるよう、あらかじめ管理方法などの説明を紙に書いて準備をしている上農生もいました。気持ちよくたくさん買ってほしいから…万全な対策ですね!この販売会へのひたむきな思いが伝わってきました。
自分たちが育てたシクラメンの花の数や形、色をじっくり見ながら選ぶお客さんを見て、嬉しかったことと思います。

いろんな色のシクラメンがあって選ぶ楽しさもありますね。

販売時間の2時間はあっという間に過ぎ、ホールに並んだたくさんのシクラメンもあとわずかを残し、販売終了となりました。

たくさん売れてよかったですね♪

販売が終わった後、感想を聞いたところ、「疲れたけど楽しかった」に尽きるようでした。普段の授業ではできないことが体験できたことはとても良い経験になったと思います。体験から学んだことは、今後活かされるときが来るでしょう。私たちプロジェクトメンバーも、この日一緒に大きな体験ができ、たくさんの笑顔を見られたことがとても嬉しく、頑張っていこうと今後への励みになりました。

お客さんの案内や購入後のサポートもばっちりでした。

そして、この販売会では、シクラメンを買ってアンケートに答えてくださった方に「花カード」をお渡ししました。これは当プロジェクトが作製したもので、この日がお披露目でした。
上伊那を代表する花の中から、今回カードになった品目・品種は「トルコギキョウ」の「しずく」「ホワイトバロン」「アンカーライトピンク」、「リンドウ」の「しなの2号」「パステルベル」「アルペンベル」の2品目各3品種の6枚です。
ぜひともこのカードについても知っていただきたいので、別のブログで詳細をお伝えしようと思います。「花カードってどんなカードだろう」と今、気になった方はカードサンプル画像などをプロジェクトホームページに載せていますので、そちらをご覧ください

それにしても、販売開始の会場の熱気には驚きました。上農生のワクワクドキドキや、頑張ってたくさん売ろうと思う気持ち、お客さんの上農生を応援する気持ち、良いシクラメンをたくさん購入したい気持ちで溢れていました。購入してくださった方、本当にありがとうございました。
そして改めて、上伊那農業高校植物コースの2年生の皆さん、本当に頑張りましたね!!お疲れ様でした。上伊那の花の素晴らしさを知り、どんどん広めてください。

ミニシクラメンの寄せ植えも可愛かったです。

これからも当プロジェクトは上伊那の花の認知度向上に向け取り組んでまいります。
応援よろしくお願いします!

私あんこも販売会でシクラメンを買いました。「どれがいいかな、これどう?」と近くにいた上農生に聞くと「これ、花のふちのフリンジがひらひらしてて、変わってていいですよね~」で即決購入。接客ばっちりでしたよ!
そしてかわいい薄いピンクのシクラメンを、私の家に迎えました。
優しい日の当たる室内に置き、今もぬくぬくと温かく私を癒してくれています

皆さんもぜひ、シクラメンとともにこの冬をお過ごしください

はな高々い~なプロジェクトホームページ

【問合せ先】上伊那農業農村支援センター 技術経営普及課 TEL 0265-76-6841

※ブログ中の赤い文字をクリックするとその詳細のリンクページが見られます。

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