2024.10.30 [ 自然・山・花農業農村支援センター ]
『シクラメン』でハナタカダカ!~なぜうつむいて咲くの?~
地中海地方が原産地で、 冬から春にかけて花を咲かせます。
長野県では古くから栽培されており、日本一の生産量を誇ります。
中でも上伊那地域は県内有数の産地で、栽培も盛んに行われています。
シクラメンは冬の鉢花の代表格とも言えます。5~10℃ほどの涼しい場所を好み、低い温度下で管理することで、生育がゆっくり進み、ガッチリとした株になります。
展示の「ガーデンシクラメン」はシクラメンを品種改良したもので、寄せ植えにも使われる人気の花です。耐寒性があり、-5℃まで屋外で楽しむことができます。
シクラメンという言葉はギリシャ語で「回転する」や「丸い」といった意味です。
和名は「篝火花(かがりびばな)」と言います。
下から上に反り返り、下向きに咲く様子が炎のように見え、優しく揺らぐかがり火のようだということで付けられたようです。そのセンス、素敵ですね!
お話ししたように、シクラメンの花は下向きに咲いています。
その花言葉には「遠慮」「気おくれ」「内気」「はにかみ」などの、控えめな言葉が並びます。
これには諸説がありますが、奥ゆかしさが感じられる伝説もあります。
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