2024.01.10 [ 上伊那の高校生が選ぶ「読書大賞」 ]
2023年度 “上伊那の高校生が選ぶ「読書大賞」” 決定!!
12月9日(土)に上伊那SLA 第2回生徒研究会(上伊那8高校の図書委員交流会)が行われ、2023年度 “上伊那の高校生が選ぶ「読書大賞」” の大賞作品が決定しました。(今年度は参加人数をコロナ前に戻し1校5名程度とし、座談会や最終投票、各校の図書委員会活動報告を行いました)
2023年度テーマ「旅」
大賞作品 『キノの旅 the Beautiful World Ⅰ』 時雨沢恵一 著 KADOKAWA/角川文庫
(画像は角川文庫より)
【内容】
世界は美しくなんかない。
「キノはどうして旅を続けているの?」 「ボクはね、たまに自分がどうしようもない、愚かで矮小な奴ではないか? ものすごく汚い人間ではないか? なぜだかよく分からないけど、そう感じる時があるんだ……でもそんな時は必ず、それ以外のもの、例えば世界とか、他の人間の生き方とかが、全て美しく、素敵なものの様に感じるんだ。とても、愛しく思えるんだよ……。ボクは、それらをもっともっと知りたくて、そのために旅をしている様な気がする」 ―――短編連作の形で綴られる人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。今までにない新感覚ノベルが登場!
< 投票した人のひとこと >
・世界のあちこちに個性豊かな国があり、各国には独特な法や常識があって、驚くこともたくさん。
・主人公キノと言葉を話す二輪車エルメスの世界の旅!!二輪車が言葉を話す不思議な世界に引き込まれる。
・表現が分かりやすくて綺麗な比喩だと思います。怖い表現も中にはありますが、そういうことが苦手な人にも是非読んでみてほしいです。
・始めから読んでいくと、最後の結末やキノの過去に驚きがあるので、おもしろいです。
・短編集なので読みやすいし、旅の先で出会う様々な国がユーモラスなので読んでいて楽しい本です。
・様々な人が変わった論理を持ったりしていて、その人たちとキノが関わっていくストーリーです。
・人の本性が駄々洩れの国がたくさん出てきて、人について考えるきっかけになります。テーマは重くないので面白い。主人公とバイクの会話がユカイです。
上伊那の県立高校図書館では他の候補作も含め、しばらく本を展示しています。
この機会にぜひ手に取ってみてください。
【上伊那SLA】(上伊那高等学校図書館協議会)
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