2020.01.15 [ 上田保健福祉事務所 ]
第4回県民向け手話講座を開催しました
こんにちは。上田保健福祉事務所のもずおです。
ついに令和元年度最後の県民向け手話講座が12月11日東御市総合福祉センターにて開催されました。
今回は入門編です。
同期の東信県税事務所のHさんも来てくれました!ようこそ!
まずはろう者の体験や日常について、DVDや講師の先生のお話しを聞きながら学びます。
先生から幼少期一緒に遊んでいた友達の中で聞こえないのは自分だけで、何の遊びかわからないけれど見よう見まねでやっていたこと、学生時代電車が急に止まってしまったけれどいつも乗車している人を覚えていたのでその人の後をついていき、うまく乗り換えができたというお話がありました。
これまでの県民向け手話講座でも講師の先生の実体験のお話で電車の苦労話がありました。
もずお的移動手段2大巨頭の1つである電車。しかし、ろう者の多くは緊急時に同じような不便を味わっています。
アナウンスはもちろん聞こえません。当時は電光掲示板もないので情報を得ることができませんでした。
今でも電車内で緊急時ろう者の方が瞬時に情報を得るには厳しい現実がありますが、最近ツイッターでは電車が止まったことを乗客が筆談で教えてくれて助かったとろう者の方がツイートして話題になっていました。
自分が余計なことをしているのではないかと不安になり、行動に移し辛い気持ちよくわかります。
が、ひとかけらの勇気がろう者の暮らしを支えます。心の壁を打ち砕きましょう!
そして手話を覚えるとさらにその可能性が広がります!
というわけで次は実技編。
音声以外で相手に伝える練習から始まり、挨拶、名前、簡単な会話表現などを学びます。
皆さん『田』の表現が複雑でちょっぴりあくせく。
両手3本の指を重ね合わせて表現します。
ちなみに上田はこう表現します。
会話表現は参加者同士でペアになって練習。
手話での表現で大切なことの1つが表情!
「会話の内容に合わせて表情を変化させるのが難しいね」ともずおとペアの参加者さん。
先生ともなると手話の単語がわからなくても表情で意味が伝わってきます。
表情筋ってそんなに器用に動くのかと、本当に自分にも同じように筋肉が配置されているのか疑うレベルです。
「先生から教えてもらって気づいたけど(手話ではない動きなのに)無意識に手が上下に動いちゃった。余分な動きをしないって難しい!」と同期のHさん。
そうです、そうなんです。
普段話す際も手話に関係なく手が動くタイプのもずお。
バタバタ手話をしてしまいます。クセって簡単に抜けないんですよね。
日本語でもその人らしい話し方、クセがあるように手話にもその人らしいクセがあります。
自分のクセや相手らしさを目で発見できるところも手話の面白さだなって思います!
・・・と、言い訳せずにきれいな手話ができるようになりたいものです(遠い目)
バタバタ手話でもろう者の中には口話にたけている方もいらっしゃるので、口の動きを見て意味を理解してくれます!
ぜひ気軽に手話に触れて、面白さを味わってみてください!
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