じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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ご存じですか??『森林認証制度』

山の上のポチャです。

皆さんはSGEC森林認証制度をご存知ですか?

多くの方は御存じないかもしれません。

恥ずかしながら、私も林務行政を担当することになって初めて知りました。

SGECSustainable Green Ecosystem Council の略です。

ちょっと硬く表現すると、「森林認証制度」とは、持続可能な森林経営を実現するために策定された環境保護と資源管理の方法で、第三者機関が国際的な基準により森林の管理方法を審査・認証しています。その認証機関の一つが一般社団法人 緑の循環認証会議(SGEC/PEFCジャパン)です。

審査は、「生き物にとっていい森かどうか」、「木を伐ったあとにきちんと木が育つようにしているか」、「その森は社会のために役に立っているか」など、様々な角度から幅広く行われます。認証後は毎年定期審査があり、また5年毎に更新審査があります。

上田地域では、平成28年4月に県営林、市町村有林、財産区有林等約8,971haを対象に、上小森林認証協議会(事務局:上小林業振興会)が認証を取得しました。令和3年4月には信州上小森林組合が加わり、約9,443haを対象に第2期の認証を得て現在に至っています。

今年度は5月10日から5月16日にかけて、全構成団体について内部監査を実施した上で、5月30日、31日に現場調査と書類調査による定期審査を受け、8月、無事、審査をパスし認証を継続できることになりました。
認証森林から生産された木材を使うことは健全な森林整備のお手伝いをしている・・・ということにもつながります。森林認証制度を知っていただき、木材を使用する際にはぜひSGEC認証材を選んでいただければうれしいです。

【構成団体の代表による内部監査】
上小森林認証協議会の森林管理マニュアルに定められたチェックリストに基づき、管理方針が遵守されているかを確認するため、年1回、全ての構成団体について内部監査を実施しています。
より良い森林づくりを目指して意見交換を行ったり、実際に歩いて森林の状況も確認します。内部監査の結果は構成団体で共有し、今後の森林管理に役立てていきます。

 

【認証機関による定期審査】
森林管理認証の有効期間は5年ですが、認証森林の管理経営状況等について、その時点で有効なSGEC認証規格に基づき、年1回、認証機関による定期審査を受けなければなりません。定期審査では書類調査と現地調査が行われます。

現場でドローンの映像を確認しながら、担当者から森林整備の考え方を説明しました。

 

カラマツの再造林地。この地域はシカの食害は少なく、着実に成長しています。

 

別荘地付近の森林整備。間伐により明るく、景観がよくなりました。小さな川が流れていて歩いてみたくなる森です。

 

主伐時に渓畔林を残した現場。樹々の間には川が流れていて、生物多様性への貢献や川への土砂流入の抑制といった公益的機能が期待されます。

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