皆さんこんにちは環境課のKMです。

先日、美ヶ原高原で長和町立長門小学校の５学年の児童の皆さんによる「自然再生活動」が行われましたのでご報告します。

美ヶ原高原は八ヶ岳中信国立公園内に位置しており、また、深田久弥氏選定の日本百名山のひとつでもある高原です。標高は2000ｍあり、ここからの景観も素晴らしいのですが、高原ならではの植物を楽しむことができるのも人気のひとつです。
いま、美ヶ原高原はもともと生えていなかった強い植物に覆われはじめていて、高原に生えていた高山植物生息の場が失われかけています。
そこで、もともと生えていなかった植物を刈り取り、たくさんのお花が咲く美ヶ原高原を取り戻そうとする取り組みを行っています。それが「自然再生活動」です。

この日、児童の皆さんには植生を再生するため、美ヶ原自然環境保全協議会などをはじめとするスタッフと一緒にササ狩りを行っていただきました。
スタッフから鎌の使い方などを教わった後、いよいよ作業のスタートです。

斜面は多くのササに覆われています。最初は戸惑いながらも、鎌の使い方を気にしながらみんなで取り組みます。

作業を始めてから数分、コツを掴んだのかどんどんササを刈っていきます。スタッフも刈ったササを集めるのに力が入ります。
この日の作業時間は約15分でしたが、大きなビニール袋で７つ分のササを刈っていただきました。

多くのササで覆われていた斜面もこのとおり！みんなで協力して、そして真剣に取り組んでいただいた結果です。
美ヶ原高原の自然環境はボランティアや地元の多くの方々の活動で守られています。こうした取り組みによって、訪れる皆さんが楽しめる美ヶ原高原であることを考えると、改めて自然環境を大切にしようという気持ちになりますね。

今回、地域の自然環境を守るために活動して頂いた長門小学校の５学年の児童の皆さん、本当にありがとうございました。