梅雨が明けて夏本番、皆さんいかがお過ごしでしょうか。ベタな表現で言うと、地球温暖化の影響で夏はより暑くより長くなっていますので、文明の利器のお世話になることが多くなりそうです。省エネしながらどうやって夏を乗り切るか、Ｒ生は県地球温暖化防止活動推進員さんたちの座談会場へお邪魔し、下世話なことをいろいろ聞いてきました。
今回はテレビ、エアコン、緑のカーテンについて、次回は冷蔵庫、照明（ＬＥＤ）についてと２回に分けてヒントとなる事柄をご紹介しますので、楽しんで省エネしてお財布にもラクをさせましょう。（もちろん地球にも）

【テレビ】
（昨日までのＲ生）
僕はテレビ大好き人間で、液晶テレビに買い換えてから、電気代を気にせず四六時中テレビ三昧できるようになったので、とても幸せな毎日です。特に夏休みの昼下がり、クーラーを効かせて高校野球を見るのが至福の時間です。
（全員）
今すぐ、そんな昭和的な生活スタイルは見直してください。イマドキの省エネライフと真逆ですよ。
（司会を務めた繁さん）
確かに、ブラウン管テレビから液晶テレビへの省エネ効果は大きかったです。
（主婦の知恵袋の玲さん）
テレビの電力消費量は家庭で３番目に多いんですよ。Ｒ生さんは、見ていないのに習慣的にテレビを付けっぱなしにしているということはありませんか。必要な番組を選んで見たい物だけを見るというようにしたいですね。
（企業経営の目線からの憲さん）
テレビの設定が省エネモードになっているかどうかも、ぜひ確認してください。
（玲さん）
待機電力は少なくなりましたが、就寝時・外出時等の長時間見ないときは、リモコンではなく主電源を切りましょう。
（Ｒ生の当面の宣言）
時計代わりにテレビを付けたり、ながら視聴は今後改めます。テレビが徹夜しないように、寝る前に本体のスイッチを切るようにします。
（憲さん）
スイッチ付きタップ（コンセント）を使えば、ワンタッチでさまざまな家電の元栓を一気に切れますよ。

【エアコン】
（Ｒ生）
上田は熱帯夜にはなりませんが、エアコンなしには過ごせない日も多くなってきました。熱中症にならないようにエアコンを適切に使ってと天気予報でも呼びかけてくれますが、適切って何でしょう。
（実践者・経験者は語るの静さん）
昔の木造の家は南北方向に自然の風が通り、冬も寒かったですが夏も何とか過ごせました。今の新築住宅は高気密になっているので、エアコンは贅沢品ではなく、上手に使い分けすることが必要です。
（憲さん）
暑くなってエアコンを使い始めた家庭も多いと思いますが、吹き出し口のほこり取りと室外機の通風性の確保を必ず行ってください。また、エアコンの単独使用ではなく、サーキュレーター・扇風機を併用するのも大事です。
（玲さん）
冷房時の設定温度を１℃上げれば、１０％の節電になると言われています。２８℃で暑いときは扇風機で風をつくって体感温度を下げましょう。また、設定温度そのものを下げるよりも、エアコンの風量を強めにするほうが、電気代は少なくて済みます。
（Ｒ生）
風による体感温度がポイントなんですね。量販店の目立つところに、扇風機が相変わらず並んでいる理由が分かりました。さっそく買いに行こうと思います。
（玲さん）
省エネを気にしてスイッチの入切を頻繁にすると多くの電気を使うので、本体の温度管理機能（自動運転）に任せましょう。
（繁さん）
エアコン活用のポイントは設定温度２８℃です。さらに必要ならば扇風機や涼感衣料の出番です。酷暑・猛暑のときは無理せず、エアコンを使って健康面に役立てましょう。