2014.07.29 [ 環境課 ]
夏の省エネを楽しもう(後編)
環境課のR生です。前回(テレビ・エアコン・緑のカーテン)に引き続き、地球温暖化防止活動推進員さんたちの座談会が終わった直後の会場にお邪魔しています。今回は冷蔵庫と照明(LED)のヒントをご紹介します。
【冷蔵庫】
(昭和的生活スタイルのR生)
子どもの頃、学校から炎天下を帰ってきてまずやったことは、家の冷蔵庫の麦茶を飲むことでした。ときどき冷蔵庫を開けたままにして冷気を浴びるととても気持ちよかったのですが、母親にいつも叱られました。
(全員あきれ顔)
小さいお子さんのいる家庭では、水出し麦茶とたくさんの氷を保温ポットや水筒に入れておけば、冷水を欲しがる都度冷蔵庫を開けなくて済みます。
(企業経営の目線からの憲さん)
冷蔵庫は24時間・365日連続運転するものですから、電力消費量は第1位です。生活で大事なおいしく食べるための家電なので、上手に使いたいですね。ドアの開閉のほか、温度調節を「中」に設定する、冷めてから入れる、置く場所は後ろ側に放熱用の空間を確保する、上に物を置かない、シールなどを貼らないことなどでしょうか。
(司会を務めた繁さん)
それと、詰めすぎないことも大事ですよ。冷蔵室は冷気を循環させるように、8割程度でスキ間を確保しましょう。庫内は場所によって温度の高低があり、ドアポケットの温度が最も高いです。ビールをキンキンに冷やそうと思ったら、ドアポケットには置かないことですね。
(憲さん)
実は最近、新型冷蔵庫を買いました。買ったのは500リットルクラスで、5つ☆で省エネ基準達成率310%(2010年基準)、電気代は年間5,000円くらいで済むとのことでした。電気代の節約部分で新製品の代金の一部を補えています。グレードアップして大型になったのに、必要経費の中で購入できているという感覚ですね。
(繁さん)
最近の冷蔵庫は進化しており、壁の断熱やヒートポンプとインバーター技術の成果で、10年前の600~800kWから300kW(5つ☆で200kW前後)まで消費電力が落ちていますから、10年前の旧製品は買い換えた方がいいですね。
(憲さん)
衝動買いじゃなく、購入金額と使用予定期間の電気代等のランニングコスト込みの費用対効果で検討してみましょう。
(R生の当面の宣言)
うちの古い冷蔵庫は、夏には「強」にすればまだ使えるから、もったいないと思っていましたが、最新式のものに買い換えていいんだ、損じゃないんだと分かりました。キンキンの発泡酒を安く?飲むために、今日から交渉してみます。
【照明器具(LED)】
(R生)
実はLEDに関心があるのですが、値段が高くて家人を説得できていません。白熱ランプは全て電球形蛍光灯に取り換えているので、こまめに消灯すれば十分だと言われています。
(主婦の知恵袋の玲さん)
LEDは確かに高価ですが、白熱電球比で60%の省エネ、長寿命、頻繁に点灯消灯を繰り返しても大丈夫、すぐ明るくなる、発熱もなく紫外線も出ないなどのメリットがたくさんあります。
(R生)
へえ~、紫外線が出ないんですか。すると誘蛾灯と全く逆で、玄関や屋外の照明の掃除がラクになりますね。また、球切れの交換もはしごや脚立を使って面倒くさいから、長寿命はありがたいです。
(実践者・経験者は語るの静さん)
家庭の電気節約面を考えたとき、家族が日常集まる部屋や、よく使う部屋の照明から取り換えてみたらどうでしょう。一気に全部を換えようとすると金額も張りますから、計画的に進めましょう。
(憲さん)
白色・黄色など種類が豊富になったので、使う場所に応じて選べるようになってきました。企業のオフィスでも、非常口表示灯など常時点灯の必要な箇所から導入が進んでいます。
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