2013.08.17 [ 環境課 ]
相乗りくん4号訪問記(第2回)
「相乗りくん」という太陽光発電を普及するプロジェクトを紹介するため、相乗りくん4号のO(オー)さん宅にお邪魔しています。
(第1回に戻る)
(R生)
話は戻りますが、屋根も大きいですが、乗っている太陽光パネルも大きいですね。
(Oさん)
太陽光パネルを乗せたのは、家を新築して5年後の昨年7月ですが、今でもクーラーがないんですよ。新築してから、ずっと太陽光パネルのセールス(訪問や電話)があったんですが、「お得ですよ、国の補助金も出ますから元が取れますよ。」と言われても、あまりピンと来なかったくらいです。
(R生)
意外です。売るほど発電してくれるのですから、太陽光発電のある住宅は、すべからくオール電化住宅になっていると思い込んでいました。太陽光発電しながら節電もするという発想ですね。
それでは何で、太陽光発電を相乗りくんでやろうと思ったのですか。
(Oさん)
NPOの藤川さんとは「子どもの親つながり」の友人で、先般、NPOで相乗りくんを始めたというので、お話を聞いたところ、環境負荷を減らすために自然エネルギーを増やしていきたいという社会貢献的な部分に共感しました。
その後、NPOのスタッフも紹介してもらった業者さんも予算や設備条件等を親身になって相談に乗ってくれたので、安心して任せることができました。パネルオーナーさんの分も一緒に設置することで、パネル1kW当たりの単価を実際に低く抑えることができたので、相乗りくんとNPOへの信頼がますます強くなっています。
(R生)
スケールメリットですね。パネル工事の共用部分は1つで済みますものね。初期費用が低くなれば、現金ならもちろん、ローンでも月々の支払いも少なくなりますから、まず関心のあるところですね。
また、発電期間は20年以上という長丁場で、アフターサービスも必要になるので、信頼できる工務店さん業者さんに巡り合うことも重要ですね。何かあったらすぐに来てくれる地元の。
(R生)
設置工事が面倒くさいとか、電気配線や屋根工事が不安だという声をよく聞きます。
(Oさん)
パネル設置工事はとてもスムーズで、1日で終わりました。翌日にパワコン(=パワーコンディショナー、直流→交流変換装置)など電気系統の工事があり、その日のうちに発電が始まりました。乗せる前と比べて何も変わらないですね。もちろん雨漏りもしません。
(Oさん)
あ、そうそう、きちんと発電できているかどうかを確認するため、モニターを部屋の中に設置します。最近は慣れてきたので、ちょくちょく見ることはなくなりましたけど、付けたばかりの頃は発電状況よりも家の中の電気の使用状況がよく見えて、いらない電気を消していました。設置前より節電の意識が高まったこともよかったです。節電と言っても、モニターで見えなければ漠然としていますから。
(R生)
見える化の効果は絶大ですね。ムリなく、楽しんでいる感じが伝わってきます。
(Oさん)
実際に設置してみて初めて分かることもあり、例えば、パワコンは案外熱を出すので、設置した納戸に野菜が保存できなくなったとか(笑)。その代わり、冬は暖かいですけど。
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