2015.03.13 [ 職員のみつけた情報コーナー自然・花便り ]
スノーシューで行く上小気流~「烏帽子岳」編
みなさん、こんにちは! 環境課のサイクリストKです。 「スノーシュー」を履いて、上小地域の冬山に登るシリーズ4回目。 前回の湯の丸高原「湯ノ丸山」に続いて、今回はその隣の「烏帽子岳」に登ってきました。上田や東御市内からよく見える二つの烏帽子、いつも見上げているその頂から、周囲の大パノラマを楽しんできましたので、その様子を紹介します。
☆地蔵峠から湯の丸山の南斜面を横断 烏帽子岳の登山口は、湯ノ丸山と同じく「湯の丸スキー場」の「レストハウス花紋」の横にあります。踏み固められた林道を湯ノ丸キャンプ場まで歩き、目の前に現れる「湯の丸山」を眺めながらスノーシューを装着。樅の木、カラマツ、ダケカンバと移り変わる木々を眺めながら、林の中を緩やかに登ります。 やがて湯ノ丸山と烏帽子岳へ向かう「分岐点」へ到着、ここで真っ直ぐ進むと烏帽子岳、北へ登ると湯ノ丸山になります。烏帽子岳へ向かうルートは湯ノ丸山の南斜面を山の反対側までぐるっと回り込むように緩やかに登っています。低木のトンネルを潜るように歩いたり、斜面に残っているトレースを踏み外さないように慎重に歩いたりと変化に富んだコース。そのうち目の前の樹木の間に、小烏帽子の稜線が現れます。 ☆湯の丸山と烏帽子岳を繋ぐ「鞍部」に到着 やがて斜面の横断が終わり、見晴らしの良い広場に到着。湯の丸山の西斜面と烏帽子岳の東尾根が交差する「鞍部」と呼ばれる場所です。
まず目の前には菅平高原の四阿山と根子岳が綺麗に見えます。また、右には丸みを帯びた湯の丸山の南峰、進行方向には烏帽子岳と小烏帽子岳を繋ぐ稜線が現れます。しばし眺めを楽しんでから、これから向かう烏帽子岳までのコースを確認しますが・・・稜線手前の登り坂はまるで「壁」! 雪の上に真っ直ぐにトレースが付いていますので、どうやらあの急坂を直線で登るようです・・・脚が悲鳴を上げそうですね~。(苦笑) ☆「小烏帽子山頂」に到着 登山口から鞍部までは比較的緩やかに登ってきたのですが、烏帽子の稜線まではキツイ登り坂が続きます。雪も深く、雪庇を避けて斜面を回り込んだり、急な坂を這い上がるように登ったりと、けっこう息が上がりました・・・。それでも周囲に広がる青空と雪景色に癒され、白い烏帽子の山頂に立つ瞬間を思い描きながら、黙々と歩を進めます。
ようやく稜線の上に到着。まずは近くの小烏帽子の山頂へ向かいます。山頂から南方面は遮るものがないので、御牧大地から美ヶ原、八ヶ岳、遠くには富士山が。また、眼下を見渡すと、上小地域全体を見渡すことが出来ます、まさに絶景、鳥瞰図のようです! ☆天空の散歩道を楽しみながら烏帽子岳山頂へ さて、いよいよ楽しみにしていた小烏帽子から烏帽子岳までの稜線歩き。360度の大パノラマを楽しみながらの峰渡り、ここはまさに「天空の散歩道」です。風もなく、ポカポカと温かい日差しを浴びながら、真っ白な雪の絨毯の上を歩くのは気持ちのよいものです。
やがて山頂に到達。上田の街から見上げては、いつかあの三角形の山の頂点に立ってみたいという願いが叶った瞬間でした。周囲の山並みを見渡すと大パノラマが目の前に広がります。
四阿山と根子岳、湯ノ丸山から浅間山、振り返ってみると、小烏帽子の山頂の延長に富士山が見えました。 山頂は風が冷たかったので、ちょっと下ったガレ場で「山頂カフェ」休憩。この日は来る途中に、上塩尻の「原商店」(味噌蔵&酒屋)で新発売の「あまざけドーナッツ」をおやつに買って持って行きました。甘いお菓子と温かいコーヒーは、いつもの山頂カフェの定番ですが、さらに水分補給のために持参したコーラがとても美味しかったです。 山頂直下の急坂の上り下りはちょっと大変でしたが、青い空と一面に広がる雪原を眺めながらの稜線歩き、標高2000m超えの天空の散歩道は想像以上に気持ちのよいものでしたよ。
さて、スノーシューで行く上小気流と題して、根子岳(菅平高原)、茶臼山(美ヶ原高原)、湯の丸山、烏帽子岳(湯の丸高原)と上小地域を取り囲む代表的な高原の山登りを紹介してきました。 標高2000mを超える高原の雪山歩きが気軽に出来る環境って、とても素晴らしいことですね。
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