2012.03.14 [ 職員のみつけた情報コーナー農産物 ]
「夢世紀」で手打ちラーメン
上小地方事務所のF森です。
長野県産の小麦「ユメセイキ」でラーメンを手打ちしてみました。
ユメセイキは、県の旧農事試験場(現農業試験場)が開発した小麦粉です。中力粉なのでうどんで食べられることが多いのですが、私は手打ラーメンにも使っています。この粉で初めてうどんを打って食べたとき、その「味」の良さに感動しました(農事試験場はエライ!)。「これならラーメンにも」ということで、今ではうどんもラーメンもユメセイキです(ラーメンには「ハナマンテン」や「ユメアサヒ」といったこれも農事試験場で開発した強力粉を混ぜるときもありますが)。
世の中、うどんは「シコシコ」「モチモチ」「ツルツル」と、食感やのどごしで評価されることが多いですし、ラーメンは「豚骨だ」「いや魚介系だ」とスープにこだわる方が多いようです。その点、そばはどちらかというと麺の味が問題となるようですが、うどんやラーメンだって麺の味にこだわるべきと私は思っています。また、「そばのうまさは、7~8割はそば粉の味如何」というのが私のそば打ちの師匠の持論ですが、うどんやラーメンだって粉にこだわりたいもの。上田市の「熊人」や上山田の「亀屋」といったこだわりのラーメン屋さんでもユメセイキや伊賀筑後オレゴンなどおいしい小麦粉にこだわっていらっしゃいます。
ユメセイキは、千曲市などで多く栽培されておりますが、このところ、丸子や室賀など上小地域でも栽培されてきており、上田市の農産物直売所「あさつゆ」や「マルシェ国分」などで売っているのを見かけました。
今回は、喜多方や佐野ラーメンに多く見られる平打麺(薄く延ばして少し幅広に切る)で、縮れさせずにストレート麺にしました。
また、スープは、麺の味がよくわかるように、鶏ガラと醤油を基本にしています。
こうしたおいしい県内産小麦粉を使った食べ物を、家でもお店でも食べたいものです。皆さんも是非、ユメセイキでうどんやラーメンを手打してみてください。
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