2012.05.02 [ 職員のみつけた情報コーナー食文化レストラン・ショップ ]
上小地域のお菓子⑤ -三宝柑ゼリー-
商工観光課のF1号です。
上小地域のお菓子を紹介するシリーズ。今回は、上田駅近くにある老舗お菓子屋「飯島商店」さんの「三宝柑(さんぼうかん)ゼリー」です。
飯島商店といえば、「みすず飴」で有名ですが、ほかにも、桑の実などのジャムや水飴といった物も製造・販売しています。
この三宝柑ゼリーは、和歌山県田辺の三宝柑の実をくりぬき、その果汁をゼリーに仕上げ、三宝柑の皮を容器にしてその中にゼリーを詰めた物です。冬季限定で作られているもので、4月いっぱいで終わりだと思います(まだ残っていてよかった)。
三宝柑自体は紀州産のもので地元産ではないですが、明治時代からこの地域でみすず飴を作ってきた飯島商店ならではの逸品です。贈答用品に最適です。とにかくおいしいです。三宝柑の甘みがそのままゼリーに閉じ込められていてたまりません。
飯島商店さんは、その建物も素敵です。店舗棟と事務所棟、作業棟は、国の登録有形文化財に指定されています。写真の店舗棟は、駅前から真っ直ぐ上がっていく通り沿いにあり、一見石造りに見えますが、木造です。石目地と呼ばれる表面をザラザラに仕上げる壁塗りをしているんだそうです。店の内部も洒落ています。また、事務所棟と作業棟は、店舗棟の裏手にありますが、土蔵造りで、昔は蚕の繭を保管しておく繭蔵だったとか。いずれもきれいに手入れがなされていて、観光資源でもあります。
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