2012.06.13 [ 職員のみつけた情報コーナー歴史 ]
ユニークな五百羅漢 青木村大法寺
つりバカONOちゃんです。
青木村の国宝「三重塔」がある大法寺が以前紹介されていましたが、大法寺にはもう一つ興味深いものがあるのを知ってますか?
それが、この五百羅漢の石仏。
大法寺の境内へ続く道の脇から安置されており、境内にも探すとあちこちに置かれています。
五百羅漢とは釈迦の滅後、その教えを広めていこうと仏典編集に集まった500人の弟子のことをいい、この弟子たちの修行の姿が理想化され、五百羅漢図や羅漢像が作られて、祈願の対象となったといわれています。
お寺にいくとよく見られるこの羅漢像ですが、この大法寺の羅漢石像は大変面白く、人間くさいものが沢山あります。
酒を酌み交わしたり、膝を抱いて大泣きしたり、「夢」と書いた壷をもってしたり顔をしていたり、中には転寝しているものも、、、。
本当に1体1体見ていると楽しくて飽きがきません。
思わず笑みがこぼれてきてしまうこの羅漢像、多分、これを見て笑うことで煩悩を払い除けようということでしょうか。
(私は逆に自分の煩悩を見せつけられているようで、ちょっとせつなくなりました。)
ぜひ、ご自身の目で見て、お気に入りの1体を探してみてください。
所在地:長野県小県郡青木村当郷2052
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