2014.06.26 [ 職員のみつけた情報コーナー ]
世界遺産目指す黒耀石原産地遺跡群
地域政策課のコバです。
長和町のブランシュたかやまスキー場のすぐ近くに「黒耀石体験ミュージアム」があります。
割れ口が鋭く加工しやすい黒曜石は、3万年にわたり石器の材料として使用されてきました。この黒耀石は特定の場所でしかとれず、良質な産地である鷹山・星糞峠一帯には多くの人々が集った証として、大きな遺跡がいくつも残されています。
このミュージアムは、現在も発掘調査が続けられている遺跡の中にあり、黒耀石鉱山から発見された採掘抗の移設展示物や石器づくりとその流通の変遷の紹介等から、旧石器時代~縄文時代の様子を学ぶことができます。
年間16,000人ほどの見学者が訪れており、そのうち12,000人が体験メニューにチャレンジしていくとのことです。
体験室は3部屋あり、間仕切りを取っ払うと最大200人収容できます。
各室にプロジェクターが設置されていて、分かりやすい説明になっています。
体験室の天井を見上げると、いろんな仕掛けがしてあって、子供達を飽きさせません。
当初は体験メニューが少なかったのですが、リピーターが増えたことにより、現在では「石器づくり」「縄文織り」「彫刻」「勾玉づくり」等々・・20種類のメニューがあるそうです。
なお、教材は、ミュージアムの職員の皆さんのアイデア&手づくりです
信州黒耀石文化には、自然と共生する営みと希少な黒耀石資源を分かち合う相互扶助の心が見えます。この自然との共生・世界平和を伝えていくために、黒耀石の森に集う歴史遺産の担い手の育成に取り組み、将来的には世界自然遺産を目指すとのことでした。
ガンバレ!!星くずの里たかやま 黒耀石体験ミュージアム!
小県郡長和町大門3670-3
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
上田地域振興局 総務管理課総務係
TEL:0268-25-7111
FAX:0268-25-7115