2013.12.17 [ 職員のみつけた情報コーナー農産物 ]
エゴマをおいしく食べて 次代に伝える
DOC「MMさん、エゴマで回文を考えたよ。」
MMさん「回文て、DOGさんが市町村の名前で作ったあれの二番煎じですか?」
DOC「まあね。 エゴマを孫e(えごまをまごe)っていうんだ。」
MMさん「短か!! 安直!! 「e」ってなんですか?」
DOC「「へ」って使いたいんだけど、それじゃ回文にならないから。「え」にすると文法的にまずくて、ブログ担当のK2さんに怒られちゃうから発音記号にしといたんだなあ。 安直ってさあ、今日の話のとりあえずマクラだから勘弁してください。 それより、11月30日に上田市塩田の交流施設「とっこ館」でエゴマの試食会があったんだよ。」
MMさん「知ってますよ。私が教えてあげたんじゃないですか。長野大学の古田睦美教授が中心になって「農ある里山くらし」っていうプロジェクトを立ち上げて、原発事故のあった福島県から移住してきた方や地域の人たちが、休耕地でエゴマを栽培したんです。エゴマは獣が食べないし、健康にもいいんだそうですよ。」
DOC「よく知ってるね。」
MMさん「このプロジェクトには「地域発元気づくり支援金」で助成してますし、私が担当なんです。」
DOC「そうなんだ。この日はねえ、とっこ館に40人くらいの人が参加されました。最初にエゴマのプロジェクトなどについて、古田教授たちが説明をしてくれました。」
「その後はいよいよ試食ですよ。机の上にいろいろな料理がたくさん並べられています。最初のは「お汁粉」です。キビの団子が入っています。エゴマに白味噌、砂糖、それと豆乳を混ぜているんだとか。豆乳とは工夫してますね。おいしい。」
「ところで、エゴマって、ゴマっていう字が入っているし、使われ方も似ているんだけど、シソ科なんですよ。ゴマはゴマ科。炒って薬味にしたり、味噌と混ぜたり、油にもします。中世末期に菜種油が普及するまではエゴマ油が一般的だったんだそうです。人体に不可欠な必須脂肪酸がたくさん含まれていて健康に良いんだとか。」
MMさん「よく知ってますね。それだけは感心します。」
DOC「いえ、なに、Wikipediaに書いてあった。」
「次は、「おはぎ」です。お餅の回りの餡は、エゴマと豆腐をすりつぶしたのと砂糖を混ぜたもの。福島県では「さい餅」というんだそうです。豆腐が入っているのが珍しい。」
「それから、うどん。つゆにエゴマのすったのが入っています。」
「「エゴマ豆腐」もありました。醤油をつけていただきます。」
「クッキーもいい味でした。それから、エゴマを炒ったものにお湯を注ぐと「エゴマ茶」になります。やさしい味。」
「最後は、「エゴマ油」です。きれいな黄色。エゴマは、インド原産のゴマより古くから日本で食べられていて、縄文時代の長野県の荒神山遺跡で実が発見されたとか。今はなかなかお目にかかれませんが、獣にも食べられず、人間の健康に良いってことになると、これから注目されていくのでは。ゴマと同じような調理法でいろいろな食べ方ができますしね。また、このプロジェクトには、長野大学の学生さんや子供さんたちもたくさん参加しています。ぜひ、彼らにこのプロジェクトを引き継いでいってもらいたいと思いました。」
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