地域政策課のＣＯです。

　今回は、地域の魅力を発信するというこのブログの趣旨から外れるかもしれませんが、しなの鉄道での出来事をご紹介します。

　私、通勤でしなの鉄道を使っているのですが、朝夕の混雑する車内でドア付近の通路にカバンを置いて通路をふさいだり、座席に荷物を置いて２人分のスペースを使っている若者や、車中で化粧をする方を見ては眉をひそめていました。

　11月末のある日、いつものように空いている席を見つけて座っていると、電車が動き出したころ、ドア脇の席に座っていた茶髪のコートも着ていない薄着のお洒落な男子が立ち上がりました。

　何をするのだろうと思って見ていると、ドア付近に立っている人に声を掛けているようです。他の人の影になってよく見えなかったので、知り合いでもいたのかなと思っていると、赤ちゃんをおんぶしている女性がお辞儀をしながら席に着きました。

　その男子、何事もなかったようにドアにもたれるように立っていたのですが、しばらくすると姿が見えなくなりました。上田駅で降り改札に向かっていると、前を歩いている姿が見えました。

　日ごろ若者のマナーの悪さに辟易していたのですが、茶髪男子のスマートな行動を目にし、心が温まり、若者を見る目が少し変わりました。そして、空いた座席に一直線しているわが身を振り返り、少々恥ずかしく思った次第です。

　なぜか誰かに伝えたくなり投稿しました。
　なお、写真は後日撮ったもので、この日ホームを歩く人の中にかの男子を見つけることはできませんでした。