2016.03.23 [ 職員のみつけた情報コーナー自然・花便り ]
信州の山に登ろう!~春を感じる「四阿山~根子岳」登山 編
みなさん、こんにちは~! 環境課のサイクリストKです。
春らしい陽気になったところで、管内の雪山へ登るのも最後になるかな~っと、菅平高原の日本百名山「四阿山」と、花の百名山「根子岳」へ出かけてきました。 ことし2回目のとなる両山への縦走、それぞれ単独でも登っていますので、まるで定期観測隊のようですね。(笑)
両方の山をぐるっと一回りする場合は、菅平牧場の登山口がスタート地点となります。
牧場も所々、雪が溶けて春の香り(牛の香り?)がします。それでも、大明神沢を渡り、隣の尾根に行くまでは、まだまだ雪深い場所がありました。
小四阿、中四阿と小さな峰が二つあり、眺望が良いのがこのルートの魅力のひとつ。スタート時には薄曇でしたが青空も出てきて景色は素晴らしいです。 中四阿を過ぎて振り返ると、二つの峰の先に菅平のスキー場が綺麗に見えました。
四阿山の山頂は賑やかです。 群馬県側にある山家神社の東宮は建物が見えていますが、昨年建替えた西宮は、すっぽりと雪の中に埋もれていました。また、山頂から見下ろす根子岳の姿はいつも美しいです。
さて、雪深い時期に難コースとなるのが、根子岳方面へ向かう四阿山の北斜面の急坂。尾根から北斜面に入った途端、一気に雪が深くなります。膝上から腰まで埋まってしまうような雪の斜面を、ラッセルしながら一気に下ります。これ、下り坂だからまだいいのですが、根子岳側から登るとかなりのハードワークとなりますよ。(笑)
四阿山と根子岳の鞍部は「大隙間」と呼ばれる広い雪原(草原)地帯、見晴らしの良い尾根歩きは気持ちの良いものです。途中で、大きな岩と岩の狭い間や脇を通ったり、険しい崖沿いの狭い登山道を歩いたりと、ここでも難関はありますが、しっかりと踏み跡が残っていて無事通過です。
根子岳山頂は薄曇り、さっきまで晴れて見えたのに・・・これが山の天気です。根子岳神社の向こうに見えるのが四阿山の山頂、ずいぶんと遠くに見えますね。あとは、目の前に広がる菅平高原の大パノラマを眺めながら下るだけ。途中で再度、青空が広がり、白樺林の中をのんびりと気持ちよく歩いて帰ってきました。
昨年の12月から、菅平高原、湯の丸高原、美ヶ原高原と、上小地域を代表する3高原の雪景色を何度も見に出かけましたが、行く度に違う表情を魅せる自然の素晴らしさを、五感で楽しむことが出来ました。
これから雪が溶けて本格的に春がやってくると、白い雪原が緑の草原に変わり、やがて可憐な高山植物が花を咲かせるようになります。四季折々、豊かな自然が迎えてくれる上小地域の高原歩き、みなさんも楽しんでみてください。
※ 上小地域の「国立公園・国定公園」(菅平高原・湯の丸高原・美ヶ原高原)の四季折々の情報を綴ったブログ記事をまとめました。※リンクはこちらです。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
上田地域振興局 総務管理課総務係
TEL:0268-25-7111
FAX:0268-25-7115