2016.03.02 [ 職員のみつけた情報コーナー歴史 ]
中山道の永代人馬施行所
こんにちは、地域政策課のSです。
今回は、長和町の「国史跡 永代人馬施行所」をご紹介します。
8月の終わりに国道142号(旧道)を通ったときに撮影したもので、周りの木々が緑色で、懐かしく感じます。あのときは30℃くらいあったような気がします。
この施行所は、江戸呉服町の豪商かせや与兵衛が中山道の旅の難儀を幾分でも助けようと幕府に寄付し、その寄付を元手に設置されたうちの一つであり、「11月から3月まで峠を越える旅人に粥と焚火を、牛馬には年中小桶一杯の麦煮を施行した。」と看板には書かれています。
建物の中は、釜戸や囲炉裏の跡があるだけですが、当時の旅人は、この施行所でお粥を食べて、暖かさと安らぎを感じていたことが思い浮かびました。
江戸時代にも「おもてなし」があったんですね。
国道142号(旧道)はカーブが続き狭いところが多いですが、道を挟んで施行所の反対側にある「ゴミ無し童地蔵」がドライバーを見守ってくれているような気がして、運転には一層気を付けようと思いました。
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